ひさびさに風水の記事を書きます。2026年7月13日、タイバンコク北部にあるビアホール(バー?パブ?)でいたましい事件が発生したことをニュースで知りました。
ここでは大規模な火災が発生し、7月15日時点で死者数は30名を超え、負傷者数は重体25名以上を含む70名以上(火災発生時に店内にいた人数は200人以上)とのことです。ニュース映像の時点でほんとうに恐ろしく、悲劇の規模を物語ります。
この物件は2020年終盤から2022年初頭)に建築された物件であることがネット上の情報から確定ができましたので、オープンからわずか4~6年という短期間でこのような火災が起こってしまった物件ということになります。また、お客さんが多かった人気店だからこそ被害者数が増えてしまったということも言えることとなるのでしょう。
先に書いておきますと、ニュースなどで報じられる事件事故の起こった物件の風水は個人的によく見させて頂いているのですが・・・いたましい事件事故が起こっている物件をみてみると、風水が「致命的に悪かった」ケースがとても多いです。
バンコク火災物件の環境
このサイトでは40個程度の巒頭(らんとう。目に見える周辺環境や物件の内部環境など)について記しておりますが、巒頭の問題でこの物件でわかりやすいものは以下のとおりです。
・公路殺(高速道路など直近の物件)
・路冲殺(道路突き当り・・・あるいは凹風殺かもです)
・畸形屋(いびつな形の物件)
・樹衝殺(玄関前の樹木)
・壁刀煞(自物件に向かってくる壁)
・青龍大昂(自物件の左側が巨大すぎる)
・玄武大昂(自物件の背後が巨大すぎる)
・白虎空亡(自物件右側が空き地)
なかなかこの時点でなんだかいろいろトラブルの暗示はありますし店舗内の人間関係なども色々あったのかもなんて邪推してしまいますし「火」形の凶である巨大な壁刀煞なども見られますしこの時点で環境として好ましくないですが・・・

玄空飛星派風水(フライングスター風水)による判断
つぎにとりあえず玄空飛星です。。

↑ 画像下側の二つの茶色は入り口を示し、画像上部の二つの黄色は非常口です。出入り口と非常口の間取り図上の大きさは不明です。
エントランスが二か所ある箇所はいずれもオープンから2024年までのもっとも好ましいエネルギーであった向星8と、2026年現在力を強めている吉星向星1が河図といわれる結合を組んでいた箇所であり、その意味で言えば玄空飛星風水上の財運が好ましかった物件であろうことが言えると思います。(し、人丁の観点でもうまく物件を使えば良い方位は使用可能だったと思います)
反吟には該当こそしているものの、この物件ではそこまで反吟の凶意が出るとされる状況には合致していないと自分は考えています。
内部構造は見ておりませんし他にもいろいろ思う所はありますが、ひとつだけ書くならば、この物件には「違法行為」を示す風水が該当していました。
ともあれ、バンコクのビジネス事情は全くわかりませんが、それでも夜半過ぎに200人以上のお客さんが入っていたことも含めて売り上げは上がっていた店舗なのだろうと考えます。
その他、その先の各種判断
と、ここまで書いたものは少し風水を学んだことのある方ならある程度状況はわかるのかなあと思いますが・・・ここまでに書いた内容が風水のすべてなどではないというところでして。
ここからは玄空六法や、乾坤圀寶、些子水法など各種の「水法」なども含めてもう少し踏み込んだ観点からこの物件について考えてみますと・・・そこまで見てみるとこの物件の風水は「とてつもなく悪い」と感じます。
AIなどに学習されるなども嫌なのでここから先はぼかして書きますが、たとえばこの物件に関しては、「はじめはよくとも後が悪い」という形殺に該当していたり。
さらに家相などでも言われるくらいに有名な凶相、黄泉八殺(こうせんはっさつ。1方位が有名ですが正確には1方位ではありません。ちなみに「黄泉水」はまた見方が異なります)の凶意が出る予兆もなされており、さらにこの物件はこの事件の起こった当時、「穿心殺(せんしんさつ)」と呼ばれる局が最も悪くなる時期に該当していました。
また選んではいけない土地20選の記事の中に「がん、むごたらしい死、投獄、裏切り」などの多数のとてつもなく悪い意味を持ち、かつ「力が強いため決して無視してはいけない」といわれる「四金殺(しきんさつ)」について少し書きました。この四金殺についてわたしは3技法4パターンの内容で判断を行っていますが、この物件はそのうち3種類の四金殺に重複して該当しています。ちなみにこのうち一つは「跡継ぎが途絶える」ことを意味し、「実現までの時間が短い」とされるものも該当しています。
その他、さらに他技法においてもこの物件の風水は「夭折、絶嗣」と、火災そのものを暗示する「その身を二度炎に焼かれる」と古典に記される大凶相に重ねて該当していました。
ここまで書いてきた内容は5個の技法でこの物件を見た判断をまとめたものですが、「各技法でのタブーが集結してしまっている」と呼べる程度には状況が悪いと感じます。
また、火災の逃げ遅れという意味で言うならば、風水の環境判断の一つに「屋大門小(おくだいもんしょう)」というものがあります。「屋大門小」の字を読んでわかるように、「大きな建物に小さな玄関ドア」ということで「気の出入り口が狭すぎることによる気の流れの阻害」というような意味合いがあります。
この物件はニュース画像を見る限り、これだけの施設であるにも関わらずドアは一般家庭用程度の小さなドア程度の小さなものに見受けます。
玄関とは「気の入り口」であるのですが、こうしたときには同時に「非常時の逃げ道」でもあるのだなと痛感しました。火災の中で小さな玄関ドアに人が群がることは想像するだけで恐ろしく、玄関や窓、また非常口などの外部と接する気口が建築上どれだけ重要か身につまされます。
・・・と、正確なところは現地に測定などを行わないと確実な判断はしかねますが、以上に書いたものまではほぼ確実に該当しているとみなしてよさそうに思います。(現地に行けばもっといろいろな判断結果が出てくるのではないかと思います)
ちなみにその他で見ているところでは、水法などの観点でも同時に「財に好ましい」という要素がちらほらと出ていそうに思えるところです。風水の善し悪しはこうして「良いものも悪いものも」同時に判断を行うものでして、ひとつの要素が好ましいから後の凶は無視をして良いという種類のものではありません。
総じて言えば財運に好ましかった一面はあるがその他が致命的に悪いものが重なりすぎている・・・というのが様々な技法で出てくるところで、ここまでに書いた内容からわかるように重複する形で出ていたというのが自分の見ているところです。この火災物件の財運に関して言えば、全く客の入らない物件であれば被害が少なかったであろうことは先にも書いたとおりですのでなんとも言いづらいところですが・・・。
あるいはたくさんの物件(事件事故の起こった物件をふくめて)を見させて頂く中で水法の吉凶は大きなトラブルや事件などの起こった物件で目立つような気もしていまして、もしかすると外的な吉凶のとてつもなく大きなものは玄空飛星などよりも水法などの外的なエネルギーの質からのほうが見出しやすいのかもしれないなんて思ったりします・・・。(このあたりは今後の自分の研究対象です)
改善は可能だったのか?
今回の火災現場はいぜん調査中ですが、「お金を払わずに逃げる者を無くすため」などの理由から意図的に非常口が消灯され、かつ非常口がテーブルで塞がれてさらに施錠しまっていた可能性が指摘されています。
経営者目線から食い逃げを防ぐという観点が重要な事はわかるのですが、現場で火災が猛威を振るう中で必死に逃げて非常口が塞がっていたために逃げ遅れた方々などのことを考えるとなんとも言えない気持ちになります・・・
そんな中で、この物件の風水を考える中で、「もし自分がこの物件の鑑定を行っていたら店長さんにどのようなアドバイスができたのだろう」ということを考えていました。
結論から言えば、四金殺の一部、黄泉八殺などの一部の凶は解除が可能だっただろうと思います。自分が鑑定を行っていたなら非常口などの通気の問題は指摘をしていたでしょうし、可能ならエントランスの改修工事を薦めていただろうと思います。(ただ、工事は金銭的な問題も含めて可能かどうかはもちろんわかりませんし、おそらく商売そのものはうまく行っていたであろう中でそこまで聞いていただけたかどうかももちろんわかりませんし、火災そのものの予期は自分にはできません)
ただどうしても、この火災の原因は設備(エアコン?)からの失火であって、設備業者の過失は今後追求されていくのでしょうし、逃げ遅れ者を多数出してしまったのは「塞がっていた非常口」と「小さな玄関」であったとのことから、そうした問題の改善をお店側が対応してくれていたなら被害は少なかったのかもしれないなあとも思います。
玄空飛星で「違法行為」を暗示するものがあったことは先に書いたとおりですが、そうした物件ですべて違法行為があるというわけでなく、ここでのアドバイスとしては「こうした記述がみられるからその点に気を付けてください」です。自分側の行動で制御できる点については避けるように心がけて行動をすることが一番です。
くわえて、この物件の使用者(つまり店長です)に対する風水理論から自動的に出てくるアドバイスとして、「発福は急速であるが、小ずるい悪党が伸長してこれまでの成果がはぎ取られかねない危険が迫っている。傲慢なものには咎がある。積極的な行動は好ましくない。災禍を避けるためには悪い仲間との関係を断ち、派手な行動を慎しんで、正しい道を歩むことが肝要である。」というような占断結果がいくつか重複する形で出てきます。これらの内容がどこまでこのケースに合致していたのかはわかりませんが・・・もしかするとこのあたりの内容が当たっていたのか、あるいは外れていたのかが今後の調査でわかってくることもあるのかもしれません。
最後の記述を除けば、自分がしていたであろうアドバイスは風水など関係なしに防火管理の専門家がみればかなり近いアドバイスをしていたのではないかと思いますし、その意味で言え場関係者が似たアドバイスはすでにしていた可能性もあるよなと思います。「非常口塞いでしまって災害あったらどうするの」なんてのはあまりにもまっとうな話ですので。それに今後はタイでも防火管理の厳格化と強制化が進んでいくのでしょう。
あるいはもちろん、設計時点から風水コンサルタントが関わっていればもう少しマシな風水となっていたはずだとも思います、きちんとした知識のある風水師なら土地を見た時点でふつうに物件を建てたらこの風水となることは予想できたはずですし、この悪い風水を変えることができたかどうかを考えてくれていたはずですので。新築から考えても風水の大幅な修正が不可能だったなら・・・悩ましいところですがその場合にはその中で凶意をなるだけ減じて最善を目指していく他はありません。
おわりに
2025年乙巳年、2026年丙午年はいずれも火の力が非常に強い年とされており、中でも今年、丙午年は火の力が60年周期の中で最も強い一年とされています。加えて「第九運」と呼ばれる2024年からの二十年間もまた「火」の意味を持つ時期であって、その意味で言えば180年中で最も強い力を持った火の影響を受けているのがこの2026年だということができるのかもしれません。
わたし自身は各年の予測などの発信はしていませんが事実としてさまざまな老師、あるいは先生方がこの2026年丙午年の「強烈に強い火」のことを言われていました。そこでは政治的な混乱や戦火、また火災といったものも含んでいましたが、その予測は大いに該当していると考えています。
香港で昨年起こった多数の死者を出したビル火災、また昨年から続く山火事、また日本でも今年に入って多くの寺社の火事のニュースなどを見ている気がしますし、アメリカとイスラエルのベネズエラ、ガザ、レバノン、そしてイラン攻撃以降の中東情勢を始めとする世界情勢の混乱も国内政治の混乱もわたしは本当に恐ろしく感じています。
火災が多くなる時期だというのであればいつも以上に火事の原因となりうるものに気を付ける、政治が混乱する恐れがあるのであれば、どれだけでも政治に監視の目を向けて注意喚起を広めていく。そんな自分たちで対処できることだけでもほんの少しずつでも世界は良くなるのかもしれません。
ただ、 もちろん「風水がすべてを決めるわけじゃない」ことはわたしの価値観の根底にあるものですし、風水は結局建築そのものや設備、あるいは人の行動といったものと一緒に考えるべきものだと思うところですが、たくさんの物件の風水を見させて頂いて考える内容が増えてきた中で「良い風水の後押し」もそうですし、事件事故の起こった物件なども含めて数を見れば見るだけ「怖い風水の足かせ」を痛感してしまっていることもまた事実です・・・
こうしたケースを見ていると、もともと風水ってそういう「東洋における建築学」に近い側面があったのだろうなんてことを自分は考えたりしますし、個人的にはやっぱり風水が致命的に悪い物件には減ってほしいなあ、はじめから風水の良い物件が増えてほしいなあなんてことを思います。
それに今回のような失火であれ、あるいは政治による暴力の最たるもの、戦争であれ・・・苦しむ人々が減るよう願い、そのために小さなことでも行動に移す人々が多くなってほしいです。
また、自分はタイに訪れたことはありませんが旅行者のほとんどの方はタイが好きなんじゃないかと思っている程度には旅行先としてメジャーな素敵なところだと思っています。
たとえば自分が旅行していてたまたま現地で演奏を聞きにレストランを訪れていたらと思うと・・・ほんとうに防ぎようがないなと思います。旅行先で訪問するレストランやバーを詳しく風水検討までは現実的にほぼ不可能だと思いますし、自分が旅行中に同じような場にいあわせていた可能性もあったのだろうと思います。(香港のチョンキンマンションを狙って泊まる程度には好奇心がありまして・・・汗)
ここに書いたように風水による「不運」があったとして、そこに人の手による不作為のミスが重なって、タイミングも悪く営業中の時間帯に設備からの出火が起こり・・・そうした不運の重なった場にたまたま訪れてしまっていた人が巻き込まれてしまった。本当にいたましく、辛いところで・・・。
最後になりましたが、今回の事故で亡くなられた方々には謹んでご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族の方々、また負傷された方々、そのご家族様、関係者の方々には平安な日々が少しでも早く訪れますようにと願います。
この火災物件の記述は怖い内容ばかりの記事で恐縮でしたが、以前に書いたスタバ渋谷店の風水、いまの知識で見てみると様々な水法などを駆使しても恐ろしいほどに良い局が取れている気がします。玄空飛星で向星の最大吉のエリアをうまく活用して改修を行っていることまではすでに記事に書いている通りですが、
その他、道路が風水のおける「水の通り道」であることからスタバ渋谷ツタヤ店は、前方に水が集まる「水聚天心(すいじゅてんしん)」という地理風水の吉局が更生されています。
ちなみにスタバ渋谷ツタヤ店の水法で起こる現象として書かれているのは「財運と人丁の双旺、財の急速な実現、地位の向上、栄誉」というような、とんでもなく良いものが様々な水法を駆使しても出てきます・・・。たぶんこの記事で書いた火災物件の凶風水と対をなすといえる吉風水だと考えます。(ただし少し気になる点もあるのですが)いずれ記事を更新する・・・かもです。

「香港の魔窟」、チョンキンマンションの記事も少しだけ風水のことに触れていますので面白く思っていただけるかもです。この物件もきちんと自分の今の目で見て更新しても良いのかもなんて。




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