2023年6月に香港随一のディープスポットとも言われる有名ホテル、重慶大厦(チョンキンマンション)に数日間宿泊してきました。
重慶大厦についてはバックパッカーのバイブル、沢木耕太郎氏が「深夜特急」の旅で宿泊したことによりバックパッカーの間で一種の聖地とされている安宿の集合している建物です。また、建物内部の両替所のレートが良いことでも有名で、両替のみをしにやって来る旅行者もたくさん。
建物周辺を通るとすでにインドやアフリカ系の方が目立ち、多国籍感が非常に強いです。香港の大都会中心部にあってひたすら異彩を放つ建物でして・・・
ぼくが泊まってきた安宿はいろんな国々で100は優に超えてますがその中で一番面白い物件であることは間違いないです。
ぼくも宿泊前にネットで情報を探したのですがあまり詳しい情報がつかめなかったこと、それに現地を見てみたところ建物内部がめちゃくちゃ面白かったのでこのサイトの趣旨とは外れますが本気で紹介してみたいと思います笑
たぶん記事執筆時点でどこよりも詳しい重慶大厦の日本語での紹介記事だと自負してます!
さきに結論を書いておくと旅慣れている人やインドにバックパッカー旅行などしたことのある方ならば宿泊しても治安面は問題なしと考えています。
とはいえこの物件ではこれまでにさまざまな事件が複数起こっていることも耳にしていますし、帰国後に調べてみたら犯罪件数が予想以上に多かった。
なんなら南アジアのギャングが流れてきているのではないかという噂もありそうです。
後でくわしく書きますが僕自身ネット予約したホテルの名前がそもそも存在せず(笑)、存在しないのに予約は通っており、結局同じ経営者がこの重慶大厦の中で運営する自称28のホテルの中で別のホテルに宿泊したという不思議な・・・というか適当な経営がなされているところです。
それだけたくさんの名前を使いまわすということは何か問題が起こった場合にすぐに名前を変えて逃げられるということ。建物内部の構造も迷路そのもので、セキュリティなんてものは皆無ですし宿泊中に火災でも起ころうものならまず助からないだろうとも思います。
ですから「全然平気っす!」と万人に勧められる物件ではなく女性や海外初心者にはお勧めできる物件ではないなあと。また、心霊物件との噂もあるため霊感などがある方も避けた方が無難かもしれません。
※とはいえ、当然ですが女性一人で宿泊してる方もガンガンいます。気になる方はこの記事の後半に女性の宿泊体験記の記事のリンクを5つ貼っておきましたので参考にしてみてくださいね。
記事内ではその空気感がわかりやすいように写真を多数と、建物内部のフロアマップを載せています。このサイト独自ということで勝手に建物の風水も見てみました。
写真をたくさん載せてますのでそれを見ていただくだけでもなんとなく雰囲気は伝わるのではないかと思いますよ。
ぼくは風水と四柱推命を専門に扱う鑑定士で、今回は香港在住の老師)のもとで風水の勉強をさせていただくために現地を訪問してました。あ、ちなみに風水も四柱推命も学術理論に近しいものだとぼくは考えており、ぼくには霊感も超能力じみたものも一切ありません。
それと、ぼくは学生時代からこれまでにアジア、北中南米、アフリカ、中近東などを中心に20ケ国強の国々をいわゆるバックパッカーとして旅行してきました。
これまで訪問した中で危険だと思ったところはケニアのナイロビやメキシコシティ、ベネズエラのカラカスといった街のダウンタウンなどです。エルサレムもそうかも。
なお、ぼくは身長が180cm以上あり過去の職歴からわりとガタイはいいですし武器の無い一人の強盗ならある程度追い払えるだろうとタカをくくっていたりはします。
・・・ですが、南米で比較的治安の良いとされるボリビアで5人がかりくらいの首絞め強盗に遭って気絶させられた経験もあったり笑
ですのである程度治安の良し悪しには敏感な方ではないかなあと自分では考えてます。・・・あくまで自称ですが。
あるいは宿泊なんてしなくとも、換金がてら香港のディープスポットとして1階2階だけを探索してもとても面白いところではないかなあと思いますよ。
ちなみに風水を利用している企業や著名人などのことを調べた記事を挙げましたので興味のある方はみてみてください。風水と言うのは鬼門だとかパワーストーンだとかお財布の話ではありませんよ。
重慶大厦(チョンキンマンション)とは?
- 香港の中心地に位置するインドやアフリカ系などのレストラン、両替所、そして無数の安宿などがひしめき合う雑居ビルです
- 沢木耕太郎氏が1980年代に発表した紀行文「深夜特急」でバックパッカーの聖地に
- 1994年のウォンカーウァイ監督の映画「恋する惑星」の舞台
- 2023年斎藤工氏が日本テレビ「アナザースカイ」で訪問
重慶大厦(チョンキンマンション)は香港の中心地に位置し、その内部には百軒以上(何某サイトには800軒とありました笑)の安宿とインド系、アフリカ系の食堂、また入り口は異なりますが地元の方向けのショッピングモールなどが混在している雑居ビルです。
はじめに書いたように沢木耕太郎氏の「深夜特急」で紹介されたことから日本人のバックパッカーの間で有名になりました。
深夜特急はノンフィクション作家の沢木耕太郎氏が1974年春に単身香港に向かい、香港やタイ、マレーシアなどの東南アジアを経てインドのデリーから乗り合いバスでイギリスのロンドンまで向かった経験を1980年代から産経新聞に連載、書籍としては1992年に発刊したものです。
※参考HP:ウィキペディア「深夜特急」
そして1980年代から1990年代にかけて多くの日本人を旅に向かわせており、今なおファンの非常に多いバックパッカーのバイブルとされている一冊です。
深夜特急については1996年から1998年にかけて大沢たかお氏の主演により映像化もされていますよ。予告編などの動画あるとよかったのですがなさそうなので井上陽水氏の主題歌「積み荷のない船」のご紹介を。
主題歌だけで旅情というか、一人旅の侘しさのようなものがあふれ出ていて・・・たまりません笑
そうした経緯から重慶大厦はバックパッカーの間で一種の聖地ともされており、2023年3月には俳優の斎藤工氏が日本テレビ系列の「アナザースカイ」で訪問したことでも話題になったようです。(斎藤工氏は深夜特急に影響されてバックパッカー旅行をしていた方のようですよ)
ちなみに1994年のウォンカーウァイ監督、トニー・レオン、フェイ・ウォン、金城武らが出演する香港映画「恋する惑星」の舞台となったことも。(ちなみに恋する惑星の原題はChungking Express「チョンキンエクスプレス」です。)
そんな重慶大厦ですが、建物は両替商、安食堂、食料品店などからなる1階2階の商用部分と、AからEまでの5ブロックで3階~17階までに広がる多数の安宿(3階以上にも若干の店舗やオフィスもあります)によって構成されています。
建物の内部はインド感が強いですが奥に入っていくとアラビア系、アフリカ系の食堂なども多数ある多国籍な雰囲気がただよう異国情緒満載の建物です。
なお、香港の魔宮というと九龍城を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、九龍城はすでに取り壊されており、その九龍城のかつての住人たちがこの重慶大厦に一部移り住んでいるとの噂もあるようです。
だからこそこんなにも多国籍でカオスな空間が広がっているのかもしれません。
香港の一等地、尖沙咀(チムシャツォイ)のど真ん中の好立地
- 香港観光の中心地、尖沙咀(チムシャツォイ)のど真ん中です。
- 尖沙咀(チムシャツォイ)の目抜き通り、ネイザンロード沿いです。
- 地下鉄駅から徒歩1,2分で各地にアクセス良。
- 夜景で有名な港まで徒歩5分程度。
写真は重慶大厦を正面の道路から捉えています。ネイザンロードという香港の目抜き通りの中心に位置し、あたりには巨大な商業ビルや有名ホテルが立ち並びます。
この重慶大厦ですが、たいていの観光客にとって香港観光の中心地となるであろう尖沙咀(チムシャツォイ)のど真ん中に位置しています。
ペニンシュラホテルやシェラトンホテルから徒歩2~3分、百万ドルの夜景と称され毎日20時からのライトアップショーが有名なハーバーからも徒歩5分程度という恐ろしく恵まれた立地環境にあります。
周辺に観光客に向けた施設も地元の方向けの商業施設やレストランなども数多く、また地元の若者向けのショッピングモールもたくさんあって歩いているだけでも楽しいところ。観光拠点とするには十分すぎるところです。
日本で言うならば渋谷や新宿の目抜き通り沿いに大阪西成区のような雑居ビル(しかも多国籍感満載の)が建てられているというとイメージがわきやすいかもしれませんね。
また、地下鉄の駅からも徒歩1,2分の近さにあるため香港観光の起点とするにはもってこいの立地ですよ。
なお、ご参考までにこの香港は土地全体が風水で言う龍脈という良い気の流れるエリアにあるとされており、俗にいうパワースポットとなります。中でも特に良い気が集まっているとされているのは尖沙咀(チムシャツォイ)側の港周辺、つまりライトアップショーが見られるあたりになりますよ。
また、ここに挙げたシェラトンホテルや黄大仙祠、また法定通貨である香港ドルの発行銀行、香港上海銀行(HSBC)やスタンダードチャータード銀行などたくさんの建物が玄空飛星派(フライングスター)風水理論に基づいた設計がなされています。
たとえばペニンシュラホテルの噴水はこのホテルが持つ風水効果を高めるためのデザインで、スタンダドチャータード銀行が玄関を道側正面でなく斜めに向けて建てられているのは玄空飛星派で財運の良い方位を取るためのデザインだとされています。
スタンダードチャータード銀行については、斜めを向いた玄関は普通の感覚で言えばとても不自然で非合理な建築だということはおそらく現地やグーグルストリートビューを見て頂いた方ならわかるのではないかと。
風水とビジネスの記事にも少し書きましたがこの中環地区はかつて車両1台分の土地が1億円を超える価格で取引されていたとも言われる超一等地で、そのような土地でイギリス資本のスタンダードチャータード銀行が風水を優先して土地を無駄にするような形でエントランスの方位を傾けているわけです。
またMOMAデザインストア(MOMA=ニューヨークの現代美術館。MOMAデザインストアは表参道や京都、大阪にもありますよ)やレグルスベイなど様々な建物に見られるビルの中央部に空洞が開けられたデザインは風水で言う「龍脈」の気を前方に流すためのデザインのようですよ。
重慶大厦内部のようすと治安(2023年6月・写真多数)
さてここから重慶大厦の内部をみていきます、治安はどうだろう、危険はないのかなあと誰もが気になるところだと思います。
結論から言いますと治安状況は年々改善してきているようで、基本的には旅行慣れした男性が宿泊する分には問題なさそうかなと考えています。少なくとも自分は滞在期間中に危険や恐怖を感じる場面などは一度もありませんでしたし。
じぶんはホテルの治安は①地元人による犯罪の有無、②スタッフによる旅行者狙いの犯罪の有無、③旅行者同士のいざこざ、あたりで決まると思っているのですが、この重慶大厦においては基本的にはすべて問題はなさそうな雰囲気かなあと思いました。(あくまである程度自分で身を守れるバックパッカー経験者向けです)
とはいえど、帰国後この記事を書くために色々調べてみると割と重めの犯罪バシバシ起こってるし南アジアのギャングの巣窟になってる可能性があるんですよね・・・。
うーん。、、、色々考えますが、ぼくがこの建物の治安について思うことを先にまとめておくとこんな感じです。
- 基本的には旅慣れた方なら治安面はさほど問題なしだと思ってます
- ただし殺人事件、強姦事件もしばしば発生している模様なので注意は必須
- 2000年代から警察が本腰を入れて治安改善に取り組み建物内は300を超える監視カメラが設置済
- 監視カメラは階段には設置無しっぽい
- 日中1階には警備員がいます
- 昼間の1階ならば女性でも(スリ程度に気を付ければ)たぶん余裕かと
- ただし服装などには気を付ける必要アリ、可能なら複数人で。
- 夜間でも1階はインド系家族連れなどが多いです
- 2階は基本地元っ子向け、夜は地元人が飲んでるだけなので少し難易度上がります
- ホテル内は火災や暴漢に遭った際には逃げ場無しの迷宮
- セキュリティは監視カメラが多数設置あるものの、いざ何か起こったときの保証は皆無
- 現地では幽霊が出る物件だとの噂も
- 女性や初海外の方の宿泊はお勧めしません
- 最後は自己責任
だいじなことなのでここから詳しく見ていきます。
1階のようす
まず、正面玄関には日中~深夜までインド系のわりと若い連中がたむろしています。写真右下にも映ってますが南アジア系ヤンキーのような連中がいつもたむろしてまして。
大きなバッグなどを持っていると「オージャパニーズフレンド!ヤドアルカ?」のような感じで陽気に話しかけられると思いますが・・・
あなたは貴婦人です。ナンパされつくした貴婦人が害虫を見るかのごとく優雅にあしらってください。
たとえあなたが宿決まってなくてもここまで来たら直接宿と交渉した方がどう考えても有利です。余分にマージンを上乗せする必要はありません。それに彼らは無視され慣れてます笑
メインの入り口から入ると、はじめに数件の換金所が目に入ります。後で書きますが大通りから一番近い両替所のレートは極悪です。
1階入り口付近はいつも観光客で混雑しており、奥に行くほどお店も人も閑散としてくる感じです。
奥の方に行くとムスリムの方のお店やアフリカ系のお店もちらほらと。
じぶんは初日23時頃にホテルについて、建物内部があまりにも面白かったためスーツケースを抱えてそのまま1時間程度散策してごはん食べてましたが何のトラブルも、危険を感じる相手も全くおらず。
インド人同士の口げんかのような場面は幾度か遭遇しましたがあの人たちは声が大きいのでそう聞こえるだけで罵り合った3分後に笑いあっているような光景も同じくらい見ました笑
また、1階については両替所が多数あることもあり、宿泊客だけでなく多くの観光客が出入りしています。
ちなみにはじめの写真にあるメインの入り口の南側にも路地裏から入れる裏口があります。
この裏口側は暗くて汚いです。雰囲気によってはこの通りをバックパックやスーツケースを抱えて通るのは嫌な気もします。
が、夜中でもキマったインド人がたむろしているようなことはなく、単に煙草を吸ってるインド人やアフリカ人、旅行者が数人談笑していた程度のもので、話しかけたらふつうに楽しく会話してくれました。
あと、この場所は撮影時点は汚かったですが翌日に同じ通りを通った際にはきれいに掃除がなされており、きちんと管理しようとしてくれているんだなあと妙に感心したのを覚えています。
なお、写真はありませんが1階中央付近に警察のような恰好をした男性が二人おり、その席に「POLICE」の文字があったため、警察?と聞くとNO!とのことでした。たんなる警備員のようです。
まぎらわしい。いや、ちょっと安心ですけどね笑
さて、以下は1階の安食堂です。ふつうにおいしかったです。だいたい40~50香港ドル程度で食べられる感じ。日本円にすると700円~800円です。香港は物価が高い(ぼく調べ日本の1.5倍くらいな気がします。)のでこれでも安いんですよね。
とてもおいしかったですよ。インドのお米は割と軽いので量が多くても入っていきます。
じぶんは香港名物のおかゆがそこまで口に合わなかったこともあり、朝ご飯はサモサで済ましたりもしてました。これもおいしかったです。カレーともども北インドの安食堂のとかより断然おいしい。
ちなみに写真にあげたスイーツについて、インドには「グラブジャムン」という、世界一甘いお菓子とも称される鬼甘スイーツがあります。
モノによっては固形のはちみつを食べているくらい甘いですがクセになります。
トルコに行ったことがある方なら同じくトルコが誇る鬼甘スイーツの「バクラヴァ」に似た感じと言えば伝わるかもしれません。甘党の方はぜひ。
ちなみにマンゴーは20香港ドル(370円程度)でした。めっちゃおいしかったです。
また、1階奥にはスーパーもあり、生活用品もある程度売ってました。基本的にはインド人の住民向けっぽい品ぞろえでスパイスが超豊富だったりしましたよ。
1階の最後列にあるコインランドリーは24時間営業でした。多国籍感が漂いつつも、1階の通り側の部分で色濃いのはやはりインド色です。
また、インドを旅行した方ならば店主から「ぼったくり」を受けた経験は一度や二度ではないかと思いますが・・・
重慶大厦ではぼったくりのようなことは少なくとも自分は一度もありませんでした。
はじめから定価が決まっていて「これいくら?」と聞けば地元人にも旅行者にも同じ定価をはじめから教えてくれる感じです。
自分が見た分ではこずるい商売をするような店舗はなかったように思いましたし、食堂にしても睡眠薬だとかそうしたものにまで気を遣うような必要はなさそうに感じました。
・・・もちろんみんながそうだとは言えませんので判断は自己責任でお願いしたいですが笑
もしも気を付けるとすれば店のスタッフさんとかではなくて通りすがりの旅行者かもしれません。店主さんたちは互いに顔見知りな中で親切な方の方が多そうに見えたので職場近くでトラブルを起こされるのは互いに嫌なはずですし。
また日中については警備員がいますし、後で書くように施設内は治安対策の監視カメラが多数だとのこと。
そんなわけで、昼間の1階に限って言えば旅慣れてない女性でも複数人入れば、ある程度は大丈夫だろうと自分は考えてます。
ただしスリはどこにでもいますし、あまり派手な格好はしていかないほうが無難かとも思います。もしも飲み物などを突然現地人から勧められたりしたとするなら睡眠薬入りなどもありえるかもですし・・・。(インドなどではそうした犯罪も多いと聞いてますし被害者もリアルで複数人知ってます)
また女性であれば目立つ服装は避けることや、可能なら複数人で行動するのが当然ながら好ましいのかとも思います。
なお、換金所については有名なようで換金所に来ている観光客の方の客層は実にさまざまでした。明らかにいいホテルに泊まってそうな方たちもちらほらと見かけましたよ。
インド系やアフリカ系の家族連れや中国本土からと思われる女性二人連れなどもたくさん見ました。
なお、ぼくが見てきた1階の雰囲気を総括してみるとこんな感じです。客層などはシーズンによっても変わると思うので参考程度に。
- 店舗経営者側はインド系が最も多く、次いでムスリム、アフリカ系の方が目立ちます。
- 客層はインド系、中国系が最も多く、次いでアフリカ系。日本人や欧米人はそんなにいませんでした。
- インドやアフリカ系の家族連れ、中国本土からと思われる女性同士の客も目立ちました。
- 両替所は欧米の旅行者にも有名なようで客層は実にさまざま。
- 1階のレストランは安食堂って感じです。
- 夜中まで飲んでる人たちがいて、その横にインド系、アフリカ系の家族連れもいるような感じ。
- 夜中12時程度なら家族連れも含めてたくさんの人がいてにぎやか。
ちなみにネットを徘徊していたらこんなyoutube動画を見つけました。これはありがたいですね・・・!2022年12月に1階フロアをぐるり一周してくれた女性の動画です。雰囲気がよりいっそうわかります。
1314hong kong log「351 重慶大廈グランドフロアをぐるりと一周【12月の香港2022】チョンキンマンション」
2階のようす
ちなみに2階についても商業店舗が立ち並んでいるのですが1階よりも少し客層がコアになり雰囲気が変わります。
2階には家電などの販売店とインド、ムスリム、アフリカ系などの割ときちんとしてそうなレストランが目立ち、1階と比べてはるかに人が少ないです。夜遅くだったことも大きいのでしょうけどね。
観光客や宿泊客というよりは地元や、この重慶大厦を根城にして生活する方々に向けた店舗が並んでいるイメージです。
なので2階は少し雰囲気が変わります。人が少ない深夜などは注意が必要かと。
夜間に回ったときには地元アフリカ系っぽい方たちが10人ぐらいで飲んでいたりもして、少し気を張りました。ただ陽気に飲んでただけなのだとは思いますが周りに他の人がいないので近くによっていくのも少し怖かったです。
ちなみにですが、別のサイトで「建物内でマリファナのにおいがした」との記載があったため少し気にはしてましたが、いちおうぼくの滞在中にはマリファナのにおいは全くせず。
マリファナを売ろうとしてくる売人も建物内部で出会うことはありませんでしたよ。
ちなみに香港滞在中に街中でマリファナを売ろうとしてくる売人には2,3度遭遇しました。いずれも重慶大厦の近くでインド系の人でしたが笑
って、、、買ってないっすよ!
※なお、調べてみるともともとこの重慶大厦は麻薬密売の巣窟であったようで、そうした事態を重く見た地元警察が2000年代に入って建物内部に監視カメラを多数(ウィキペディアによると330台?)設置し、そうした事態の改善を図った経緯があるようです。
ですのでもともと重慶大厦内でマリファナなどの密売を行っていた人たちが建物周辺で商売をしている、というのが実情なのかもしれません。
また、自分の滞在中には昼夜問わず辺り一面歩きたおしてましたが、建物内部でキマッてそうな人を見かけたことはありません。
ぼくがみた分で2階の感じはだいたいこんな感じです。
ちなみに1階、2階ともに割と空きテナントとなっている店舗が多かった(他サイトの写真ではそんなことないです)のですが、コロナの影響で観光客が激減していたことがその一因にあるのかもしれないなあと記事を書きながら思いました。
・店舗経営者はアフリカ系、イスラム系、インド系が同数くらい?
・家電量販店とレストランが目立ちました。重慶大厦周辺を根城にする方たち向けの店舗が多いイメージ。
・観光客や家族連れはほとんどみかけず。
・夜にはさらに人が減り、仲間内で飲んでるアフリカ系の方などしかいなかったような。
・2階に行くなら夜は避けた方が無難かも。
・ただしレストランはきちんとした門構えの店多し。もしかするとおいしい店もあるかもです。
3階以上のホテルエリアは迷宮です
1,2階の商業スペースの上部、3階から17階までがホテルの並ぶエリアになります。(3階以上でもレストランや企業などもありますが)
このホテルエリアについてはAからEまでの5つのブロックに分かれており、1階部分にそれぞれのブロック用のエレベータが存在します。
また、それぞれ特定の階にブロック間をつなぐ連絡通路があるような感じです。
エレベータはAからEまでのブロックごとに二つずつありますが、右側のエレベーターは奇数階にしか止まらず、左側のエレベーターは偶数階にしか止まりません。
エレベータはタイミングによっては人がたくさん待っていてかなり待つことも。ネット情報によるとハイシーズンには10~20分待つこともあるような記載がありました。
じぶんのときはそんなことはなく、長くても5分程度の待ち時間で済みました。時期によるのでしょう。
じぶんの宿泊したホテル・・・のフロントはブロック10階にありましたので、10階に上がります。予約したホテルがある場合にはどのブロックにあるかの記載がメールなどでくるはずなのでそれを頼りに。
なお、各エレベーターの前には該当エリアにあるホテル名が書かれた標識が一応壁にあります。
フロントは人がいるときに撮っていいかと聞いたら拒否られました。なお、フロントには監視カメラのモニターがありました。
フロントはインド色がとても豊かでした。なお、フロント係をしていたインド系お兄さんはひとまず真面目そうな感じでしたよ。
下で諸々書きますが、ひとついえることはぼくが予約サイトで予約した宿は「DAY HOSTEL」でした。
ですがここには「DAYS HOSTEL」はあれど「DAY HOSTEL」はありません。
ですが予約はキッチリ通ってました笑
ぼくからスタッフには「HOSTEL WORLDでホテル名違ってたで」って伝えましたけど記事執筆現在ではガッツリ「DAY HOSTEL」のままですね・・・。
ホテル名なんてどうでもいいんだろうなあ・・・。
ひとまずここでチェックインを済ませたところ、DAYS HOSTELは満室だけど、このホステルで俺たちは28個の系列ホステルを経営してる、おまえの部屋はEブロックの17階だ、と。
ん?予約とは?
そもそもEブロック1階のホテル名表示欄に17階はなかったけど?
ちなみにその部屋の場所はこのホテルのフロント(Dブロック10階)から連絡通路とEブロックのエレベーターで16階に上がり、階段を挟んで合計7,8個のドアを通り抜けた先にある17階の部屋でした。
なのでぼくは自分が宿泊したホテルの名前がわかりません笑
Dブロックのフロントを通り抜けて、フロントへの入り口とは別の非常口を開けて、連絡通路の先でEブロックのエレベータに到着、エレベータ上の最上階、16階に上がります。
16階からは階段を目指し、階段を登って二択ドアから17階に入り、
17階に上がったら謎のお手製ドアを通りぬけて別ホテルと思われるエリアにやっと到着。カードキーを使用してこの名称不明のホテルエリアに入ります。
フロントにはなぜか洗濯機が鎮座してました。
やっとそこから普通のホテル内を歩く感じで到着です。部屋の様子は後ほど。
ちなみにカードキーにもホテル名の表示はありません。
ぼくが宿泊していたのはEブロックの17階(最上階です)になりますが、このホテルエリアについてはどこを見渡しても狭い通路の中でドアだらけ、そのドアをいくつもかいくぐって自室に到着する感じで、完全に迷路です。
はじめにフロントから自室に案内してもらった際には一度で自室への道のりを覚えられるわけがないと写真撮りまくってました笑
ですので大切なことですが、ホテル宿泊中に火災が起こったり強盗などの暴漢に襲われた場合、自力で逃げ出すことはまず不可能です!
また、この建物内には至るとことで電気配線がむき出しになっており、その電気系統がショートを起こせば火災の危険はいつでもありえるわけですから。
火災が起こった場合、その黒煙を一息二行き思い切り吸い込めば人は一酸化炭素中毒で意識を失うと言われています。
もし火災が起こったならとにかく煙を吸わないように地面にはいつくばって逃げるしかないところですが・・・煙で視界ゼロの中、この迷路を抜け出すことはどう考えても厳しい。
ご参考までに視界ゼロの煙の中を侵入する場合、たとえば左手を常に壁側にあてるなどしてぐるぐると回ってしまうことを防いだりするのですが・・・うーーーん。
※実際1966年9月、1988年2月などに火災も発生しているみたいです。1988年には観光客のデンマーク人男性が死亡しているとのこと。参考HP:QW「chungking mansions」
・・・というか、「ここは火事がめっちゃ起こる、自分が宿泊していたときも、友人が宿泊していたときも火事があった」って自サイトに書いてる旅行者の方もいますね・・・。
参考HP:世界の路上から「重慶大厦(チョンキンマンション)で気をつけるべきたった1つのこと」
写真は一階裏口とホテル内部ですが、こうしたむき出しの配線が雨などで劣化してショートを起こしたりなんてのはすごくありえるよなあと。
また、後で書きますがホテル内での宿泊客による強姦事件、殺人事件などもしばしば起こっています。
そうしたホテル内の犯罪発生を重く見た地元警察がいたるところに監視カメラを設置して犯罪の抑止を図ろうとしているようですが・・・
見たところおそらく階段には監視カメラはありません。
仮に従業員が助けようとしてもこの迷路の中では簡単にたどり着けるものでもなく危害を加えようとする犯人が土地勘というか宿勘があれば逃げることは容易。警察を呼んでも助けが来るのに時間がかかることは明白です。
それがホテルの経営スタッフ側であれ通りすがりの観光客であれ、あるいは火災であれ、なにかあった場合に逃げるすべがないのがこの宿です。
ちなみにですが、経営者側の名誉のために一言添えておくと、「女性や高齢の方などには下層階のわかりやすいところを案内している」とのことです。
そのあたりの判断と忖度はしてくれるようです。裏を返すと自分は「こいつなら大丈夫だ」と判断されて、舐められたというところもあるのかもしれませんが笑
・・・とはいっても女性が泊まったときにスタッフたちの部屋に近いから安心だ!とはならないですけども、、、。
また、自分の部屋についてもEブロック側のエレベータからも行けるため、行程として半分ほどでも自室には行けました。ただしなにかスタッフに用事のあるときはフロントを通る必要があるのでさほど意味なかったですが笑
重慶大厦の虫・ゴキブリ事情
なお、ネットで検索をかけていると「虫」「ゴキブリ」といったものが検索候補に挙がってきます。
たしかに衛生的とは言い難い環境の中で、ゴキブリがいても何ら不思議ではありません。
ですがいちおうぼく自身の経験としては1階の裏口付近で数匹のゴキブリを見かけたくらいのもので、安食堂で食事をとっているときなども含めてゴキブリなどの虫に遭遇することはありませんでした。
宿泊する部屋内で虫が出ることは非常にきつい経験(しかもここだと逃げ場ないですし)ですが、ゴキブリじたいが高層階には出ないという特性を持っており、自分が宿泊した17階では全くゴキブリは出なかったです。
参考までに「マイナビ賃貸」が会員238人に実施したアンケートによると、11階以上のマンションに住んでいる場合は約半数の人がゴキブリに遭遇しておらず、残りの約半数の人が年1~2回遭遇、さらに高層階ではほぼ遭遇しないという結果であったようですので宿泊される方は参考にしてください。
参考HP:SPICA「タワーマンションの何階以上ならゴキブリに遭遇しない?詳しく解説します!」
ネットで確認できた重慶大厦界隈の事件、犯罪等
この建物内部では過去に殺人事件なども発生していると書きました。
が・・・ネットで少し調べても割と出てきますね・・・。
監視カメラ設置や大規模な立ち入り捜査などの警察の対応を考えると、個人店主などからの犯罪は多少ながらも抑止されているのでしょうが、宿泊客同士のトラブルは防げないというところでしょうか。
2013年に中国から旅行中の女子大生が宿泊客男性から強姦被害。
引用HP:懸案・疑案・奇案ーーーmalyadinoの千夜一夜物語「人気宿、必ずしも良宿にあらず」
2015年9月、ドイツ人観光客の「男性二人」が重慶大厦周辺の大通りで南アジア系の男3、4人から暴行を受けて財布などを盗難された。
2016年11月、トルコ人シェフが中国人女性を強姦。
2017年5月、重慶大厦付近の路上で61歳の外国人実業家が覆面をかぶった4,5人の刃物を持った強盗団に襲われ、40万香港ドルを強奪された。
2018年10月、飲酒中のグループによる口論の中で首と胸に傷を負った女性が血だまりの中で発見された。
2021年9月、地元警察は労働局や入国管理局と合同で重慶大厦と近隣のミラドールマンションの建物内の犯罪者撲滅作戦「サハラ」を実施。500人以上を動員して非中国系の男性19人、女性17人を含む計51人(26歳から63歳)が麻薬犯罪、不法就労、不法移民、その他関連犯罪で逮捕された。
2022年1月、旅行にて滞在中の9歳のモンゴル人少女に対する強姦未遂でパキスタン人男性が有罪
2022年12月、14歳のウクライナ人少年がホテル内でのコカイン過剰摂取により死亡。
2023年4月、麻薬密売の疑いでガンビア人男性4名が逮捕。
2023年5月、インドからの偽難民とされる54歳の男性が建物裏手にて死亡、原因は不明。
引用HP:DIMSUM DAILY HONGKONG「54-year-old Indian man found dead in alleyway behind Chungking Mansions」
それと、はじめにも書きましたが色々見ていくと南アジアのギャング集団がこの重慶大厦を根城にして活動している可能性がありそうな・・・。
参考HP:South China Morning Post「Terror gang stalks Chungking Mansions」
強姦事件もちらほらと起こっていることを考えると女性はやっぱり気を付けた方がよいなあと思いますし、集団強盗ぽい事件も散見されるのはギャングのことを考えても怖いですね・・・。ていうか9歳ってなんなんだと。
先にも書いたように自分自身は宿泊の際に怖い思いをした、あるいは危険そうな雰囲気を感じたことは全くなかったのですが・・・。
これだけ事件が多いこと知ってたらこんなに夜中に歩き回ってないし写真も撮ってないっすね・・・。
まあこうして犯罪行為がきちんと報道発表されて犯罪者が捕まっていることはとんでもなく治安が悪いわけではないことの裏返しでもあるのですが・・・。うーーーん。
地元民からの呼称は「ゴーストホテル」
また、直接治安と関係あるかはさておいて、地元の香港の方に話を聞くとこのホテルは通称「ゴーストホテル」です。
自分が風水を習っている老師もそう言っていたのですが、他にも今回の滞在中に知り合った地元警察の方にも「ゴーストホテル」で普通に話が通じました笑
さらにいうと同じく講座に参加していた先生方の中に霊感がある方もおり、その方も事前情報なしに重慶大厦付近を通っただけで「この辺はダメだ」と。
繰り返しますがぼくに霊感の類は一切ありません。
ぼくは滞在中一切心霊現象に悩まされることもなく、ラップ音などの不思議現象も一切起こることはなく。
霊感がないがゆえに何も感じずに済んだというだけの可能性だってありますので、そういったものに敏感な方は避けておいた方が無難かもしれません・・・。
一般の方にまでその名前が知れ渡っているということはそれだけ地元で有名だっていうお話だと思いますので。。
ぼくは霊感などは一切ありませんし、基本的にはそうした霊感に基づいて何かを売るなどする商売をしている人は全員疑ってかかるタイプですが、そうした不思議なものは存在はするのだろうと考えてはいます。
だからこそそうした話を聞いた後は正直言えば怖かったですよ。その後も何も変わったことはありませんが。
あ、一応ですが警察の方は老師のクライアントです。お世話にはなってません笑
重慶大厦の両替情報(2023年6月現在)
- 建物入り口にある両替所は他の店舗と比べて1割近くレートが悪い
- 内部(1階)には10軒程度?の換金所あり
- コミッションなしできちんと全額を渡してくれる親切な店主が多そう
- とはいえ両替後のチェックはしておいた方が無難です
さて、この重慶大厦ですが、じつはレートの良い両替所があることでも有名です。実際両替のみのためにこの重慶大厦を訪れる旅行者も多いです。
ですが、ガイドブックなどにも記載のあるようにこの重慶大厦の通り沿いの両替所は非常にレートが悪く、少しだけ奥に入ると一気にレートが上がる、という感じです。
写真は同日に撮影したものですが、左の写真の入り口直近の両替所における日本円から香港ドルへの換金レートは0.0506で、右の写真の換金所では0.0563です。
つまり1万円を両替した際に帰ってくる香港ドルは左の両替所だと506ドルで、少し奥まったところの右の両替所だと563ドルだということで、、、
レートが1割以上違うんですよね。ちなみにこの二つの両替所は20mも離れていません。
※ちなみにぼくが訪問した際の香港空港での両替レートは1万円で515香港ドルでした。
数えてはいませんがおそらく10個程度の両替所が内部に存在しており、自分が換金を行った両替所では実際に騙されることもなくコミッションなしでの換金が可能でした。
もちろんレートは日々変動しますのでその時々でレートの良いところを探せばよいのかなあという感じです。
じぶんは感じのよいインド人一家の方が経営してるっぽい両替所を利用していました。はじめに挙げた写真の方たちですよ。
※この写真はWEBサイトに挙げることを主人に伝えて了解してもらってます。とても親切に対応していただいてありがとうございました。
なお、写真を撮った際にはいませんでしたが宮崎美子さんの表情をさらに柔らかくしたような人なつっこい優しい表情の女性もいましたよ。(自分ははじめに日本人かと見間違えました)
とはいえ、両替を行ったさいにはすぐにその場で自分の受け取った金額が計算どおりになっているかどうかの確認はした方が良いとは思ってます。
ぼくも信頼はしてましたが毎回お金をもらった後にはキッチリ目の前で数えてました。間違いがあったらその場で言わないとどうにもならないですから。
ぼくが泊まった際の体験記と自室の様子(2023年6月・写真多数)
フロントでのやりとり
ここからはぼくが泊まった際のフロントでのやりとりを紹介します。なお、この部屋の宿泊代金は平日で160香港ドル(2,900円程度)、金土日は倍額の320香港ドル(5,800円程度)程度でした。
じつはもともとはぼくHOSTELWORLDで宿を探したときに重慶大厦とかは全く気づいておらず適当に予約しています。出発前に重慶大厦であることに気づいてテンションが上がったくらいのもので。
それでもってぼく自身は初日の深夜24時頃にフロントにたどりつきました。いや、23時ごろに建物にたどり着いて一時間くらい1階2階でたむろしてただけなんですが笑
なお、このやりとりの中で予約済だったはず(笑)のDAYS HOSTELに空室がなく、別のホテルに同系列の宿泊となることを打診されてます。
お兄ちゃんいわく、俺たちはこの重慶大厦で20年以上ホステルを経営してる。俺たちの経営してる系列ホテルは28個あるしどこも同じサービスだから安心しろ、と。
その際に泊まる部屋を決める前に先に見せてくれと伝えたのですが、割と頑なに拒否されました。
建物内の移動距離が長いのでめんどくさかっただけかもしれませんけどね笑
疲れていたこともあって早く休みたかったので折れましたが、体力と時間に余裕があるなら先に部屋は見た上で決めるほうが良いと思いますよ。
もう一つ、空港で少額しか換金をしなかったこともあって、宿泊代の全額を香港ドルで準備することができていませんでした。
それをどうにかこうにか、「いまは初日分だけ払う、明日全額払うから待ってくれ」と言ってみても頑なに拒否笑
そんなわけで、宿泊代金相当額の日本円をデポジットとしておいていくことになりました。
これ帰ってくるかなあと割と心配しましたが、言っても真面目そうなお兄ちゃん。仕方ないやと腹をくくって手書きの引き換え表を受け取って部屋に向かったという感じです。
結果、翌日に換金した香港ドルで宿泊代金を払った後にはきちんと日本円はバックしてくれましたよ。ちなみに滞在中に欧米のバックパッカーの同じケースも目撃しましたがホステル側は同じように対応してました。
なお、クレジットカードも利用可能でしたが安宿の現地でカードを使うのがためらわれたので使ってません。安宿でカードを使うのはぼくは怖いのです。あとで過剰請求とか嫌だもの。
もしギャングがこうした宿の経営に関わっているとしたらカードを使わない選択は正解だったかもなあと後になっても思います。
現地でのカード決済時のデータ抜き取りなんてよくある話ですものね。
いや、あとで来てたフランス?人ぽいお兄ちゃん普通にカード使ってましたけども。
あともう一点、カードキー利用のデポジットとして100香港ドルを余分に払ってましたが、こちらもチェックアウトの際にはキッチリと返していただいていますよ。
部屋は監獄かと見間違うほどの狭さですが汚くはない
出オチですがとにかく狭いです。
部屋に入って半畳ほどのスペースがあって、後はベッドだけ。シャワーはトイレの真上です。
間違いなく人生でいちばん狭い部屋です。スーツケース置いたらドアが開かないって相当ですよね。
とはいえ、割とトイレはきれいで衛生面はそこまで悪くはなさそうでした。や、比較対象を日本においちゃだめですよ。
・・・参考にHOSTELWORLDのサイトでぼくが予約したつもりだった部屋写真と現実を比較してみます。
・・・・・・・・。
っつおい!!!ぜんっぜんちがうじゃねーか!!!!!
翌日にフロントのお兄さんに「部屋全然違うやん!」と突っ込みましたが「サイトの写真は単なるエキシビジョンだ」と真顔で言われて笑ってしまったので試合終了です。
なんなんだよエキシビジョンって・・・。
その気になれば部屋替えは依頼できそうでしたが広さはどこも変わらないとのこと。冷静に考えたらサイトの写真はベッド三つ入ってる家族向けとかドミトリー(相部屋)の部屋なんですよね。
監獄感あふれるお部屋です。
あ、ちなみに参考までに、Eブロックの17階からは屋上に上ることができました。タバコの吸い殻や食べ物の容器が散乱してますが部屋の狭さが嫌になったら気分転換にいいかもです。
17階の二択ドアの左側は屋上に通じてます。
こんな感じです。けしてきれいではないですが笑
設備関係とアメニティー等
さて、部屋の設備も気になるところです。
初めに最も大事なセキュリティ的なものについて。
部屋へはカードキーで入るのですが、ドア内側には内側から閉める鍵もついてました。そもそも狭すぎるのでスーツケースをドアのところに置いたら他に人入りようがないんですけどね笑
スーツケースなどを置けばそもそもドアが開きません。
WI-FIもありましたよ。ただし利用時は個人情報やパスワードの入力は避けた方が無難かも。
あと、写真はないですがベッドの下は空間になっており、ぶっちゃけた話人一人隠れるくらいのスペースはありました。
なのでじぶんは部屋に帰るたびにまずドアを開けたままベッドの下を確認してました。ドアを閉めてベッドの下から人が出てきたら怖いですから。
また、香港は湿度も気温も高く、6月の時点でめちゃくちゃ熱いですのでクーラーは必修科目です。なかったらぼく眠れません。
クーラーが動かなかったら即部屋替え交渉です。
テレビと貴重品BOXがベッド足元の上にあります。
ドライやーとおそらくフロントへの電話です。
じぶんは使いませんでしたが何かあったときのためにフロントに電話が通じるかどうかだけは確認しておいてもよかったのかもしれません。
シャワールームには備え付けの液体せっけん。意外なことに歯ブラシと歯磨き粉もアメニティーで頂きました。バスタオルも支給してくれてます。
あ、もちろん歯ブラシは袋に入ってましたよ笑
なお、毎日の掃除などはありませんでしたがアメニティーやタオルなどはフロントに言えば新しいものをもらえました。
ちなみに自分はメガネや時計の小物はベッド横のこのスペースにおいてました。宿でメガネを置く場所に困ったのは人生で初めてです。
あ、部屋の外には無料のウォータサーバーとコーヒーもありましたよ。
それと参考にですが、この部屋は毎日の清掃とかは特になかったです。なのでタオルや歯ブラシの替えはフロントに言ってもらってました。
また、どうせ金目のものは全部持っていくしと思って、試しにスーツケースを毎日開けたままベッドの上において外出してました。(もちろん部屋の施錠はしてます、というかオートロックですが)
中にはスタッフがマスターキーをもって侵入、なんて話はいろんな国である話なのですが、ここでそれを試してみても取られたものはありませんでしたよ。・・・たぶん笑
あと、高層階だったせいもあるのかもしれませんが、特に部屋内であったり、窓を開けたさいの嫌な臭いも自分は気にはなりませんでした。
・・・ちなみに、いろいろと参考に他の方のブログ記事を観させていただいていたらぼくの泊ったホステルがハズレなんじゃないのか説が自分の中で止まりません笑
下で宿泊体験記のブログをいくつか紹介させていただいてますがどれもこの部屋より快適そうなんだよなあ・・・。
まあいいか。じゅうぶんすぎるほど楽しませてもらいましたし笑
重慶大厦の風水について
風水の概説
ぼくは風水と四柱推命の鑑定を専門にする鑑定士で、香港の老師から風水と四柱推命を直庭させていただいており、ぼくが今回香港を訪れたのは風水の勉強のためでした。
ちなみに風水というのは玄関やトイレのお掃除だとか財布の色とか鬼門とか、あるいはラッキーナンバーとかそんなのではなくて、中国古来の住環境がその住人に与える影響に対する学問です。
また、オープンになっているだけでもスタバやディズニー、コカコーラやナイキ、そしてトランプタワーなどは風水を利用して社屋などの建築を行っていますし、トランプ元大統領やスティーブンスピルバーグ監督らは風水の利用を公言しています。
そして風水というものは、建物周辺の他の建物や道路の形状などの目に見えるものと、建物内部意を流れる目に見えない気の流れを推し量るもので、じぶんがメインで使用している気の流れを測るための技法は世界で最もメジャーである玄空飛星派(フライングスター風水とも呼ばれます)というものです。
そうした風水の勉強のために香港の老師のもとを訪れていたのが今回のぼくの香港滞在の目的でした。
そんなわけでご参考に重慶大厦の風水についてざっとご説明します。
重慶大厦の風水と心霊現象のこと
この重慶大厦はウィキペディア先生によると1961年11月に完成とのことで、完成当初は中国人の方が住むのための住居用施設だったようです。
それがいつしか多国籍感満載でなんなら不法移民も流れ着く安宿街へと変貌していった、、、とのことで、正直この経歴をみても風水が良いわけはないのですが・・・
ともあれ、風水では建物の周辺環境、建物の構造などとった目に見えるものと、目に見えない気の流れを測るものだと書きました。まずは周辺環境から見ていきます。
グーグル地図が真上からの航空写真が表示できず、、、、。みづらくて恐縮です。
ともあれはじめに建物周辺の環境などについてですが、
「路沖屋(ろちゅうや)」と呼ばれるT字などの道路突き当りの悪いもの、「壁刀煞(へきとうさつ)」と言われる周辺建物の角が自らに向かってくる悪いものと、そして屋上から見下ろした写真からもわかるように建物自体が非常にいびつな形をしており、「畸形屋(きけいや)」と言われる悪いものに該当します。
「風水が教える選んではいけない土地20選」などの記事でも紹介してますが、左の写真、路沖屋とはT字路などの道路が突き刺さる物件のことをいいます。この重慶大厦でも北京道という300m程度の道路が突き刺さる先に建物があることが見て取れます。
右の写真、壁刀煞は自分の建物に向かって他の建物の尖った角の部分が向かってくることを言います。人でも鉛筆の先を向けられていたらいい気はしないですよね。
建物形状については基本的には建物というのは安定した形(四角形など)が好ましいということです。重慶大厦はAからEブロックのホテルエリアが独立して林のようにそびえたっているため、非常にいびつな形をしています。グーグルマップで見てもどこからどこまでが一続きの建物なのか判断がつきづらいですから。
写真はEブロックの屋上からBブロック、Cブロック側を見ている写真です。このビルのようなものがブロックに相当するわけで下層階はつながったひとつの建物です。さらに各ブロックの中にも明り取りのための空洞が随所に設けられている感じで、、、とてもいびつな形してます。
次に気の流れについてですが、大きなホテルの一室ですのでホテル全体の中央から見た中心と、自室の中心から見た放射線状に気の流れが存在すると見ます。
この技法においてみる対象は建物使用者の財運と健康運、人間関係運ですが宿の宿泊者をメインで考えるならば健康運、人間関係運を表す山星を考慮すべきだと考えます。
ただし、商業施設であれ住居施設であれ、まず重要なのは玄関方位にどんな気が流れているのか。それが一番大事です。
重慶大厦は玄空飛星派風水では「第5運の卯山酉向」の建築物であると判断することができます。
第5運の卯山酉向の建物における気の流れを表す図(飛星チャートと言います)は次のものになります。
なんだこれって話なのですが、簡単に言うとこの建物内部を流れる気の流れを8方位の区分ごとに図式化したもので、各ブロック内の右上の数字は主に財運を示す「向星」、左上の数字は健康運と人間関係運を示す「山星」と呼ばれるものです。
この図は風水のルールにのっとって南が図の上に来るように描かれています。この建物は西側のネイザンロード方面を向いた物件ですので、建物の正面に来ている星が「山星1と向星5」になるというわけです。風水においてはまず最も重視すべきものは玄関、エントランスの方位に流れる気、とくに向星であるわけですが・・・
最凶星である五黄(向星)がエントランスの方位に位置してます。またその五黄は建物正面側の大通りからの路沖屋と非常に人の流れが激しいエントランス、また同建物内にあるショッピングモールへのエスカレーターによって活性化されているように思えます。
写真は重慶大厦の前方から建物全景と、この記事で紹介している正面玄関とショッピングモールのエスカレーターの位置図です。
ちなみにこの建物の地元での俗称が「ゴーストホテル」であることは先に書きました。幽霊が出るなどと言われる物件は風水で言えば「五黄」と呼ばれる最凶星5が流れる方位が活性化されているケースが多いとの話があるんですよ。
あ、繰り返しますがぼくに霊感はありません。ですので心霊現象についてはあくまで風水理論の中でそうしたものがあるとお考え下さい。なお、幽霊が出ると居住者が訴える物件は実際にありますよ。
向星の五黄は安静にして動かさないでいるべきもので、この物件のように活性化された五黄というのは様々な悪い象意をもたらすものだとされています。突発的な災いや不幸、また火事などといった意味も持つ星です。
※再掲ですが実際ちょくちょく火事は起こる模様です。1966年9月、1988年2月などに火災が発生、1988年には観光客のデンマーク人男性が死亡していたり、自サイトに「自分が宿泊時に火事があった、知人の宿泊時にも火事があった。ここはちょくちょく火事が起こるらしい」との情報を書き込んでくれている旅行者の方もいます。
参考HP:世界の路上から「重慶大厦(チョンキンマンション)で気をつけるべきたった1つのこと」
きちんと見るのであれば自室ごとの中心から各方位に気の流れが発生するためそちらも見るのが好ましいのですが、それで部屋を選ぶことは非常に困難ですのでここでは建物全体から見ての悪い方位の宿を避けることをお勧めしますよ。
※また、玄空飛星派風水においては時の流れとともに建物内部の気の善し悪しが変化すると読み解きますが、この五黄については1961年の完成当時から現在、、、というかまだまだこの先もおそらく百年程度ずっと最凶の星です。
ですので、こんな方位にエスカレーターをつけるなんてぼくたちの世界からすればありえない話、禁忌と言っていいレベルの話です。
ただし、もちろん五黄方位はどの家にでもあるもので、そこが活性化されている家がすべて心霊現象が起こるわけではないと思いますが、、、。
あ、しつこいですがぼくに霊感はありません!建物全体から見た方位は不明ですがEブロックに宿泊してましたしあちこち動き回っていましたがぼくは心霊現象は一切みていないですよ。
それともうひとつ、もう一つ、山星の五黄は建物背面の東側に位置していることが見て取れます。
そのため、この建物内で避けた方がよいと思われる部屋の方位は建物の中心から見てエントランス方位である西側と、その背後側である東側になります。
ただしこの方位区分は建物の中央から放射状に気の流れが広がっていると判断するため、厳密にはA、B、C、D、Eすべてのブロックにおいてその方位にかぶってしまう部屋は存在するのではないかと考えます。
ですが無難に選ぶのであれば建物の南側と北側であるBブロックとDブロックであれば五黄の方位に部屋が存在する確率は下がるような気もします。
この玄空飛星派風水においては建物使用者の財運、健康運、人間関係運の善し悪しを司る気の流れが建物内部をどのように流れているかを測るための技法です。
参考までにこの建物において最も健康運、人間関係運の優れた寝室は北東方位のブロックCあたりになりますよ。
宿泊者にとっては財運や事業所としての風水鑑定はさほど関係があるものでもないので詳細は割愛しておきますが、、、建物全体の悪い気をそらすためには相当の工事が必要になる気がします。
現行で言えば建物1,2階の南西側に位置して店舗の入り口が東側に位置しているところは売り上げよさそうだなとか1階のコインランドリーは売り上げいいだろうなとか思ったり。
※ちなみに、玄空飛星派風水においては、「建物の建築時期」と「建物が顔を向ける方位」によって建物内部の気の流れを判断します。つまり建築時期が異なれば気の流れは違うのでこの通り沿いの物件すべてが同じ風水を持つわけではないですよ。
重慶大厦への宿泊を検討している旅行者の方へ
こんな感じがぼくの宿泊事情でした。この記事をみていただいている方の中には実際に宿泊を検討している方もいるのだろうと思います。
そんなあなたに少しだけ考える材料を残せれば。
とてもネックになりそうな部屋の狭さですが、狭さはたぶん慣れます。むしろ部屋の居心地が良い訳ではないので外に出ていきたい気持ちが高まる分、それはそれでよいところもあるのかもなんて思ったり。
また、ドミトリー(相部屋)や二人部屋などに宿泊される方はまた事情は異なるでしょうし、狭すぎるのが辛い、あるいはこの部屋に一人で泊るのがはばかられる方はドミトリーなどへの移動を検討しても良いのかもしれません。
(ただしこうした安宿内で旅行者同士のトラブルが起こるのはたいていドミトリーだと思いますので旅慣れてる方以外は、知り合いといっしょに泊まるとき以外はドミはあまりお勧めしません)
また、いろいろなサイトを見ていると最近はもう予約しないと宿泊できない、みたいな情報もちらほら見かけますがホテルの前に客引きが存在している以上そんなことはないと思ってます。
これだけの規模で安宿が集う場所なのでよほどのハイシーズンでない限り空室はあるのかと。
ですので予約サイトなどで空室が残っていることを確認しておいて、現地へ直接言って宿泊交渉したすればおそらく値下げ交渉や良い部屋の確保は可能かもなと考えてます。
重慶大厦を含めて香港には価格交渉の文化がなさそうな感じもしたので交渉できなかったら・・・すみません。
いちおう理由があれば宿泊中の部屋替えにもある程度は対応してくれそうな雰囲気はありました。
はじめに数日間の予約をしてしまっているとどうしても交渉の際に「ならもういいよ!」って言えないですから。
だから時間と体力のあるバックパッカーの方々のケースで考えるなら、予約なしで訪問するか、もしくははじめの一日だけを予約しておいて二日目に残りの日程分の宿泊をあらためて交渉するのが良いのかもしれません。物件の居心地も人それぞれでしょうし。
とはいえ裏にギャングがついている可能性は否定できませんし、系列ホテルも多そうなのでひとつの宿でもめると他のホステルに情報がまわる可能性も高いのでほどほどに。
そもそもハイシーズンなら交渉する余地もないでしょうし、あちこちの都市に訪問行くような長期旅行でない香港単独が目当ての方は宿を予約しておくのが正解です。
また、チェックイン時にぼくがフロントで話した際にフロントのお兄ちゃんは「28個の系列ホテルをここで経営してる」と言ってました。
いちおうこのフロントについてはもらった名刺を見る限り14個のホテルの合同フロントとして機能しているようです。参考に名刺の画像もあげておきます。
名刺に記載のある安宿の名前は下のとおりです。
DAY AND NIGHT HOSTEL | NEW DAY NIGHT HOSTEL |
DAYS HOSTEL | PARIS GUESUT HOUSE |
GERMANY HOSTEL | CITY HK GUEST HOUSE |
DHILLON HOTEL | MELBOURNE HOSTEL |
DHILLON HOSTEL | BOHOL HOTEL |
MANILA HOTEL | BUDGET HOSTEL |
PACIFIC LODGE | FIRST INN |
少なくともこの名刺に書かれた14個のホテルについてはチェックインからの流れは同じような感じになるのかなと思います。
つまりどこのホステルを予約していたとしてもぼくと同じ部屋に案内される可能性もあるってことです笑
とはいえいつまで同じ名前で経営が続くのかわかりませんが・・・?どう考えてもこのホテルの営業主側はホテル名にこだわりなんてないですから。
問題が起これば名前をすぐに変えて営業するだろうと思ってます。宿泊してみて思いますがこの重慶大厦において予約サイトの口コミはまったくあてになりませんし。
この宿に泊まって「good hotel.」の一言で感想を済ます旅行者ってどんなメンタルしてんだよ、と。
・・・ってことは逆に考えれば、同じ名前が長く残っていたらそのホステルで大きな問題は起こっていないことの裏返しかもしれませんね。
重慶大厦1階と2階のフロアマップ
1階に案内看板があったのでそれを写真撮って加工しました。まず1階です。
1階の全体図はこんな感じです。4本の通路が入口方面と背部方面をつないでいて、横には3本の通路が走ってます。「B」「C」とかあるのはそれぞれエレベーターホールを指しています。
正面入口の付近には両替所が多く、中央部付近には安食堂や食料品店が点在しているイメージです。
なお、警備員コーナーやインド系スーパーは階段の付近に、感じのいいインド一家の両替所はブロックCのエレベーターホール付近に、コインランドリーは建物背後側の通路沿いにありましたよ。SIMカードなども奥側のエリアに売ってましたよ。
見ていただくとわかるように1,2階については迷路でもなんでもないので歩いて迷うことはないと思います。ただし1階、2階ともに一番端の通路は人通りが少なかったですよ。
ちなみに1階には要所要所に外に通じる非常口があるのですが、割と荒み切ってました笑 特に用事がなければ一番端の通路まではいく必要ないかもです。
つぎに2階です。
2階はしょうじき見てて面白くなかったのでさほど情報がありませんがこんな感じです笑
行くとしたら電化製品買いに行くかレストランに行くとき、、、くらいですかね?
ちなみにSIMカードとかは1階でも売ってる店をちょくちょく見かけました。
2階からもいちばん端の通りからは1階外に通じる非常口がいくつかありました。
女性の重慶大廈宿泊体験記のブログなど
色々見させていただいていると宿もうちょい選んでもよかったなあと思うのと、咖喱王たべてみたかったなと後悔です笑 なので次回のお楽しみということで^^
①平山茅さんのNOTE「リアル魔窟!「重慶大厦(チョンキンマンション)」のゲストハウスに泊まってみた」(2019年泊)
平山さんはぼくと同じブロックの10階、DAY AND NIGHT HOTELに宿泊されたようです。(ぼくが泊まったホステルの同系列ですね)
見てると部屋の狭さはぼくのところと同じくらいのような。もしかしてこの系列が狭いのかしら?でも部屋はぼくのところよりきれいです笑
ちなみにブロックE7階のカレー店「咖喱王」を絶賛されてます。みてると食べたくなってきます・・・。
②OLコムギの週末弾丸旅ブログ「尖沙咀の魔窟!カオスな雑居ビル・重慶大厦に泊まってみた」(2018年泊)
この方HPを拝見すると重慶大厦の常連の方のようです。コムギさんが定宿にしてるブロックB10階のアップルホステル、部屋がすごく素敵ですよ。知ってたらここ目指してましたね・・・。
ちなみにサイト拝見すると海外行きまくられてます。香港情報だけでもものすごい量ですね。
③ねているときいがいねむい「クリスマスに香港ひとり旅してきた話 重慶大厦編」(2017年泊)
ブロックAのカナダホテルに宿泊されたGAMEBOYZさんもブロックE7階のカレー店「咖喱王」を絶賛されてます。
部屋も素晴らしいですしカレーの写真がすごくきれいでカレーの魅力が伝わりやすいですよ。ほんと食べたくなってきます。
またこの方はあまり旅行慣れはしてないようで、そうした方が見ると興味深いかもと思います。
④つぎの角をまがったら「重慶大厦に泊まろう – 2016.11 香港一人旅 vol.2」(2016年泊)
海外、国内一人旅が好きでヨーロッパの音楽フェスにも参加しているという超アクティブなOLさん。ブロックEのNEW YAN YAN GUESUT HOUSEの宿泊体験記です。みてるとここもぼくの宿よりぜんぜん広いっすね笑
⑤一人旅部ログ「あの重慶マンションに泊まっちゃったのですin香港(1)」(2015年泊)
ブロックDのロシアンホテルに宿泊されてます。ここも部屋綺麗ですねえ。こうなってくると単にぼくの引きが悪かっただけの説が流れてきますね笑
もしくは店主側が女性に気を使って良い部屋をあてている可能性も・・・?
写真が多く、ブログの軽妙な語り口が素敵でみてて楽しいサイトです。
その他、記事作成に参考にさせて頂いたHP等
①DESTINATIONLESS TRAVEL「The Truth About Staying in Chungking Mansions in Hong Kong」(英語サイト)
グーグル翻訳は神様です。実際に宿泊したライターがきちんと文章をまとめてくれてます。2021年記事。
②ウィキペディア「Chungking Mansions」(英語サイト)
情報量とても多いです。この記事における事件などの情報はこちらの情報も大いに参考にして書いてます。
③DIMSUM DAILY 「Chungking Mansions – search results(検索結果です)」(英語サイト)
地元報道紙の英語版HPです。ここでChungking Mansionsで検索をかけると大抵の犯罪、警察などの動きを知ることができます。
④South China Moring Post 「Chungking Mansions – search results(検索結果です)」(英語サイト)」
中国本土の報道誌の英語サイトです。上と同じく。
⑤PPW(pocket page weekly)香港BBS(日本語ページ)
香港関連の情報を発信している日本語サイトです。重慶大厦について特集を組んでおり、第6回までの特集ページでいろいろな情報を載せています。特集第3回では3階以上にあるカレー店のことなどを紹介いただいてますよ。
ぼくも行けばよかったなあ・・・。
⑥愛知大学国際コミュニケーション学部岩田 晋典教授の論文「観光名所としての重慶大厦
──旅行メディアにおける「怪しいビル」像の展開──」
旅行文化論が専門の大学教授によるガチ論文がネット上に公開されてます。21ページあります。研究レベルで興味がある方はみてみてくださいね。
PDFなのでリンクは貼れませんが「観光名所としての重慶大厦」で検索をかけるとトップに出てきますよ。地球の歩き方における初期からの記述の変遷などにも触れていて興味深いです。
おわりに
沢木耕太郎氏の言葉にこんなものがあります。
旅行というものは、お金を使えば使うだけ見えてくるものがあるが、逆にお金を使わなければ使わないだけまた違った景色を見ることができる。
ぼくも全く同感で、そのどちらの面も自分は好きです。
お金を使う環境にあってこそ出会える方々がいるし、自分の幅というものも広げることができる。だけどお金を使わずに見えてくる景色には地元の方たちの地に足の着いた生活や人柄というものがあるのではないかと。
そんな意味でこの重慶大厦は、香港という大都会にあってそこに暮らす多国籍な方たちの日常を見ることができる稀有な場所なのかなあとも思っています。
少なくともこの重慶大厦でじぶんが関わった方々は感じの良い方ばかりで、勝手のわからないぼくに親切にしてくれた方ばかりでした。
この物件は安心や安全を求めるならお勧めできる物件とはいいがたいですが、ぼくの経験が少しでもあなたの足しになることを願って。
また、はじめに書いたように、ぼくが香港に訪れた理由は風水の勉強のためです。
言い訳がましく書いておきますとこうした重慶大厦に泊まりながらも香港滞在中は非常にハイソサイティな方々とばかり会っていましたし、行動を共にさせて頂きました。
宿泊代以上のごはんもザラというか数泊分のごはんなども老師からご馳走になっていたり。また、何某先生のご厚意(チョンキンマンションに同情頂いたのかもしれません笑)で高級ホテルの宿泊を譲っていただいていたり。
そして香港滞在の時間を共に過ごしてくださった先生方や香港で出会った方々、あなた方のおかげでとても素敵な時間を過ごすことができました。
それと・・・この物件の内部に興味を持っていただいてぼくが内部案内をするつもりだったのに「ゴーストホテル」の異名を聞いて予定を取りやめにされたS先生とT先生!
案内取りやめと言われてとてもさみしい思いをしましたのでその悔しさもバネにしてこの記事を書きあげました笑
風水の勉強に関する道中の内容は記事にする予定はありませんのでこの場を借りて老師、老師の奥様、引率くださった曉希映朱香先生をはじめとして香港で関わっていただいたすべての方々にお礼を申し上げたく思います。ほんとうに素晴らしい時間をありがとうございました。
この記事をここまで読んでいただいた方はきっと香港旅行を考えている方が多いのかなあとも思います。もう一度沢木耕太郎氏の言葉を拝借してこの記事を終わります。
恐れずに。しかし、気をつけて。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
香港関連では「悪意の風水」の記事にHSBCという香港紙幣を発行している銀行と、中国銀行タワーの間に起こったとされる「香港風水戦争」と呼ばれるものにまつわる文を掲載しています。
この記事でも出てきたT字路突き当りなどの建物周辺環境の悪いものについては「風水が教える選んではいけない物件10選」の記事にも色々書いてます。
またその他「風水について」の記事ではぼくの風水に対する基本的な考えを書いてあったり、「玄空飛星派風水の鑑定例①」においては住居における鑑定例を挙げました。
もしよければ他の記事も読んでいただければ嬉しくおもいます。
コメント