風水とビジネス/風水を利用する各国の企業・CEO・セレブ

 日本で「風水」というはものは占いだとかおまじないの一種として世間的に捉えられていると感じています。

 そしてそうした扱いのせいもあってか、風水を利用していることを公言している企業などを日本で探すことはなかなか難しい。一部の店舗やホテルなどではサイトで謳うところもありますが、そうしたところはまだまだごく少数ではないかと考えています。

 ですが海外に目を向けてみると割と風水を利用していることをオープンにしている企業や著名人は多数存在しているもので、この記事は様々なネット上の情報で風水の利用がオープンになっている企業を集めてみました。

 このサイトでは再々お伝えしていますが中国風水は基本的には理論に基づくもので、おまじないでも不思議なアイテムの力を得ることでもありませんよ。

目次

風水とビジネス/風水を利用する各国の企業・CEO・セレブ(情報ソースあり)

 この記事では、主に海外企業などで風水を利用していることが裏付けの取れたものを紹介しています。

 風水にはたくさんの技法がありますが、実際にどの技法を使用しているのかまではひとつひとつ確認を進めないことにはわかりませんし、そもそも業績の素晴らしい企業(あるいは経営者)の中には、こうした風水の理論を気にせずとも理論に適合した建築となっているともしばしばあると考えています。

 ここで紹介するものについては、その著名人や企業について複数サイトで風水の利用について言及がなされており、かつ本人やCEO等が風水について直接言及をしているもの、あるいは風水コンサルタントが自身の顧客として名前を公開しているもの、あるいは周囲の世評や過去の経歴などからほぼ確実に風水を利用しているであろうとわたしが判断できたものをネットから集めてみました。

 なお、ここで言う「風水を利用」というのは、たとえば自社ビル建設の際に風水師を設計段階から招へいするだとか、自宅の建設で風水師と調整しながら設計図を作成しているだとか、あるいは経営に際し風水コンサルタントを雇っているだとか・・・そうしたレベルの話です。

 著名人や企業におけるコンサルタントに関しては住宅、店舗の建築に関する風水だけのものでなく四柱推命や易なども含めた包括的なものであろうかとは考えていますがそうしたことを踏まえてご覧いただければと思いますよ。

 ちなみにわたしが判断材料としたソースについては文の末尾に各々リンクを貼っておきましたので気になる方はそれらも踏まえて確認いただけたらと思います。

 なお、ここで名前を挙げさせて頂いた風水師の方々においては、各々の流派、所属組織による尊称が統一されていなかったため、尊称は略させて頂いたうえで記載しておりますのでご了承いただければと思います。

ドナルドトランプ元大統領と風水

画像引用元:The Gurdian「Meet Donald Trump’s feng shui master」

 さて、はじめにトランプ元大統領は風水を利用していることを公言している方の代表格です。

 彼の政治家としての能力、あるいは原動についての言及は避けますが、彼がビジネスの世界で大成していることも類いまれな求心力を持った人物であることも、疑う方はそういないのではないでしょうか。

 そしてトランプ氏は風水について次のように語ったとされています。

 I don’t have to beleieve in Feng shui, but I do it because it makes money.

(別に風水を信用しなきゃいけないわけじゃない、でも風水はお金を稼がせてくれるものだから私は信用しているよ。)

 以前に「風水について」の記事でも書きましたがわたしもこの考え方には同感です。

 風水に依存する必要はありませんが、自身の頑張りを後押ししてくれるものとして風水を利用するくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。少なくとも風水は依存する対象ではありません。

 それに彼の言動を見る限り中国という国や中国文化に忖度してこのような発言をする方とはとても思いづらいですし、だからこそこの言葉には真実味があるなあなんて個人的には感じます。

 ちなみに英国の超有名メディアであるガーディアンに掲載のあるプンイン氏のにインタビューよると、トランプタワー建築にはティンサン老師とその娘プンイン氏がトランプタワーの改築に携わっているとのことです。

 なお、この改築前のトランプタワーの風水はとても悪いものだったとか。その後改築を受けてトランプ氏の先の発言に続くという時系列ですので、詳しい効果などは不明ながらもこの改築は効果を上げたものだったのでしょう。

 この話のソースはガーディアンとワシントンポストなので鉄板ですよ。写真があるので一目瞭然かと思いますが。

 その後トランプ氏はプンイン氏と仲たがいをしたような記事も見受けられますが・・・どうなんでしょうね?

 ちなみにニューヨークタイムスにおいても90年代のニューヨークに風水を取り入れた建築が流行しだした時期のことを記した記事がありとても興味深いですので興味がある方は見てみて頂けたら。

参考サイト:The Gurdian「Meet Donald Trump’s feng shui master」

The Washington Post「What does Year of the Pig have in store for Trump? Feng shui masters offer clues.」 

the new york times「Ancient Chinese Craft Shifts Building Designs in the U.S.」

スティーブンスピルバーグ監督と風水

画像引用元:ウィキペディア「スティーヴン・スピルバーグ」

 次に映画界からスティーブンスピルバーグ監督です。

 スピルバーグ監督については、アメリカの大物風水師マリー・ダイアモンド氏が風水コンサルタントを請け負っていることが公開されており、下の動画や自身のHP等でも言及されてます。

おわりに/その他ナイキ、アップル、スターバックス、インテル、ドリームワークス等も・・・?

エアジョーダン1「風水」。画像引用元:SBD「AIR JORDAN 1 HIGH “FENG SHUI” RELEASE DATE

 ここに挙げた例はざっとネットを見渡して私が信頼のできるソースを見つけることができたものですが、他にも風水を利用していると複数のソースで言われる超有名企業の例は枚挙にいとまがありません。

 例を挙げればアップル、ヒューレットパッカード、マクドナルド、ナイキ、インテル、ドリームワークス、ヴァージングループ、フォードシティバンクバンクオブアメリカメリルリンチトミーヒルフィガークリスチャンディオールなどなど・・・。

 アップルの現本社ビルを手掛けたのはHSBCの項目で紹介したノーマンフォスター卿です。ジョブス自身はインドの修道院に滞在歴のある筋金入りのインド好きですのでインド風水を取り入れている可能性もありますがアップルの旧本社ビルやロンドン支店の風水に関する記事は多く見受けることができたりしますが・・・?

 スターバックスについても風水を利用している企業としてとても良く言われるところで、今や世界の店舗数は二万店を超える超大企業です。そのうち渋谷ツタヤ店について風水の簡易鑑定を行った記事なども書いていますのでよければ見て頂けたら。

 もう一つ付け加えるなら東京、京都、三重でもホテル展開を行っている超富裕層向けのアマングループについてもかなりその可能性が高いとわたしは考えています。

 アマングループの多くのリゾート建設を手掛けるデニストン アーキテクツ社の主任デザイナーであるジャン・ミッシェル・ギャシー氏は建築を学ぶために香港に滞在した後にマレーシアに拠点を構える方で、マリーナベイサンズやグランドハイアットといった数々の風水建築を手がけた過去を持つ方です。

 そのうえでアマンリゾーツの元CEOであるオリヴィエ・ジョリヴェ氏が2016年のインタビューの中で超富裕層向けのビジネスで重視すべき5つのことについて語った中の一つに「人々の風水への熱意」を挙げており、アマンの拠点がシンガポールであることを考えても・・・なんて思っていたりします。

PEAK「Aman CEO Olivier Jolivet Shares Five Current Luxury Trends」

 また、ハリウッドなどのエンターテイメントの世界は言いだすと更にきりがありません。ジョニーデップグウィネスパルトロウジョージクルーニードリューバリモアジュリアロバーツマドンナスティング、あるいは先に挙げたローリングストーンズ・・・。

 エンターテイメントの世界でこうしたものを信頼する人が多いのは日本の例を考えても自明かと思います。ただ、これらの方々はあくまで個人の思想(場合によっては依存かもしれません)に近いものなので単純にビジネスや「あの有名人が信用しているから!」で信頼するのは少し怖いことかもしれないですけどね。

 もちろん風水を使用しているすべての企業や著名人がこうした情報が世に出ることを望むわけはなく、コンサルタントを請け負った風水師の側が発注元の許可なくこうした情報を世に出すわけがない(信用問題ですよね)ですので、こうして名前が漏れ出てくる例はほんの一部だと考えています。

 こうした名前が聞こえてくるケースは「発注者側が自身、あるいは自社の名前を出すことに同意したケ-ス」のみだと考えていますので。

INC.「Nike, Intel, and Coca-Cola All Use Feng Shui to Boost Productivity: How to Use It In Your Life」

Will Le Strange 「Feng Shui For Corporate Business」

Market Place「Feng shui takes hold in major companies」

TAQA Fengshui 「The List of Celebrities that Live and Believe Feng Shui」

Tameera「Feng Shui explained and why millionaire celebrities are using it.」

EMPIRICS「Feng Shui, Business and Entrepreneurship’ Strikes the World」

 また、あえてディズニーの例に挙げた理由ですが、風水を利用すればどんなビジネスであってもどんな状況であってもうまくいく、なんていう魔法のようなわけもありません。

 そしてやはり結果のためにはビジネスそのものの計画であったり人の決断、その集団の行動やそのときの環境と時世というものが大きな意味を持っていることは当然の話です。

 ここに挙げた例についても、風水が良かったから成功した、なんて単純な話ではなくてそのすべての方々と企業において類まれな経営能力と努力があったからこそここまでの成功に至っていることも言うまでもないことですし。

 そして、そうした中でもこうして世界で多くの著名企業が風水に対してお金を出しているのは企業という組織体にとっても風水というものが結果に及ぼす効果があると実感できるからなのでしょう。でなければ個人ならいざ知らず、企業経営、組織運営の中で風水コンサルタント費用の支出が認められるはずはありませんから。

 そしてもちろんですがそこには風水師側の知識と力量も大きく左右するものでしょう。そもそも香港、台湾などの先進地では「結果を挙げなければコンサルタント契約を解除して新しい風水師を探す」ということが一般的に行われる世界ですので。

 (もっと言うならば台湾や香港といった先進地においても「詐欺集団」と揶揄される風水師がいることも事実です。結局のところ専門家を名乗る方の中でも力量も人格もあまりにも違いすぎるのは他の職種となんら変わりはないものですから。)

 また、風水信望者であるとよく言われるヴァージングループ(ヴァージンンレコード、ヴァージン航空、ヴァージンモバイル諸々を扱うコングロマリットです)創業者リチャード・ブランソン氏が2016年にマレーシアの起業家に対して語ったとされる言葉にもこんなものが。

 「いくら風水師にビジネスに向いていると言われたからって、それだけですべてを依存するのでなくて、最後にはきみ自身が決めることですよ。

ISSUU「Is entrepreneurship part of your destiny?」

 それに関してどこかで聞いたこんな言葉をあげておきます。

 愚か者は風水に依存し、探求心のない者は風水を無視し、探求者は風水を利用してさらに富む。

 最後になりますが、この記事に挙げた風水は「~の方位に~色のカーテン」「財布の色」「ラッキーナンバー」「玄関お掃除」あるいは「鬼門」「パワーストーン」といった日本の大手メディア等がもてはやす種類の「風水」とは全く異なるものです。

 4000年以上かけて国家規模で研究されてきた中国風水の理論がそんな単純なものであるわけはなく、またそうした簡易なもので業績が上がるのであれば専門のコンサルタントを雇う必要はありませんから。

 世界で使用される「風水」と日本で言われる「風水」の差が少しでも早く縮まることと、依存することなく風水を活用できる方が増えることを願って。

 それではこの記事はここまでです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 このサイトでは世界でいま最も信頼されていると言える「玄空飛星派風水(フライングスター風水)」理論の概要を記した記事や、世界2万店のうちで世界一の売り上げを誇ったこともあるスタバ渋谷店の風水の概要や、日本で言う「鬼門」を本気で考察した記事なども書いていますので、良ければ他の記事も見て頂けたら嬉しく思います。

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