フライングスター風水(玄空飛星派)の流派が属するさらに大きな潮流である「三元派」においては、「三元九運」という時間軸を採用しており、三元九運は20年ごとの期間を9期間、つまり180年間をひとつのまとまりとする時間の流れを説くものです。
そしてこの三元九運において2024年2月4日から新しい20年間、「第九運」が始まりました。
これから第9運に入った後にはさまざまな企業や、あるいは様々な業界においてさまざまな興亡が起こる、そしてその変化は180年周期で繰り返しているものだと考えられています。
また、風水を引き合いに出すまでもなく実用化が今まさにされつつある技術として、空飛ぶ自動車、ゲノム編集、3Dプリンタ住宅、メタバースにおける仮想空間、そして人工知能などを挙げることができ、テクノロジーの進歩はとどまるところを知りません。
今や10年先の未来でさえ予測するのは困難かとも思えるような時代が到来してしまっている感は否めないところですが、、、
この記事は玄空飛星派、ひいては三元派に属する風水業界が第9運という時間軸をどのように捉えているのか、それをわたしなりに考察したものになります。
なお、この三元九運の時代区分については日本だけのものでなく世界に共通するものなので世界全体の社会の流れを考えた上で文章を構成しています。特に前回第九運の始まった1844年は江戸時代末期に相当しますので世界の潮流と日本とでは差がありすぎることからあまり過去の日本の例はあげていません。
ご参考までに、ユーチューブ動画や各サイトにおいてもたくさんの第九運の予測は溢れていますので、そうした各風水師の第九運予測に関する動画についても記事の終わりに紹介させて頂いていますので参考にしてみてください。
※この記事は、玄空飛星派風水(フライングスター風水)の理論や第9運にかかるチャート等の話を書いたものではありません。それらを知りたい方は以下の記事をご覧くださいね。
また、この記事はかなり長いです。先に要点だけかいつまんで書いておきますのでこうしたものが気になる方は読み進めて頂ければ。
風水業界において第9運は次のように見込まれています。
①航空産業(空飛ぶ車、ドローン配送、宇宙産業等)が発展する時期となる
②中年女性が活躍する時代となる
③仮想空間、つまりメタバースが発展する時代となる
④時代の変化に伴う企業、業界の興亡が発生する
それと私の考えている内容は以下のようなものです。
⑤2020年~2024年の時期にエントランス方位を変更する店舗は風水を利用しているかもしれない
⑥第9運だからといって戦争を過度に恐れる必要はない
⑦3Dプリンタ、ゲノム編集、AIなどの技術革新による社会変化はおそらく確実
⑧これからの時代はそうした急激な変化に備えてほしい
こうした内容の文章です。厳密には住宅や店舗などの風水に関わる話ではないのでご了承くださいね。
玄空飛星派風水/フライングスター風水における第9運の予測
住宅、企業など風水の運気の移り変わりに伴う興亡
まず風水というものに関係なく、これからの時代は様々な業界においてとてつもない変化が起こる時代になると考えています。
例を挙げれば自動運転の発展に伴い物流業界が、3Dプリンタ住宅の普及に伴い不動産業界が、あるいはゲノム編集技術や人工知能に至ってはもしかするとすべての業界において変革をもたらしてしまうかもしれません。
そうして考えていくと、、、なによりもまず、これからは変化に対する適応力というものがより求められる時代になっていくだろうと私は考えています。
また、そこまで大きなレベルで考えずともそうしたものは玄空飛星派の財運、あるいは人間関係運といったものが大きく変化を迎える中から説明がつく企業の興亡もあることでしょう。
玄空飛星派の理論において期間区分の切り替わりにおいては、すべての建物において吉凶の方位が変化すると説きます。これまで大吉であった8という数字はもはや良い数字ではなくなり、これまで病を呼び込んでいた大凶星2はいずれ治癒を意味する小吉の星へと変化を遂げていくと。
そうした中で、これまで繁栄を極めた事業が傾いてしまうこともあれば逆にこれまで辛酸をなめ続けていた事業家が日の目を見るようになることも建物の建築年と方位を見ることから推測ができる、と言われているわけです。
そうしたことから、もしも2022年~2024前後の時期に玄関方位の変更を伴う改装などを行っている事業者がいれば、もしかすると玄空飛星派風水(フライングスター風水)を念頭に置かれている事業者かもしれませんね。
※一例を挙げれば風水を利用していることでも有名なスターバックスです。2023年10月からのスタバ渋谷TSUTAYA店の改装はこの第九運への移行を見すえたものだと私は考えていますよ。
参考記事:フライングスター風水による鑑定例②スタバ渋谷TSUTAYA店
また、この記事において書くように風水においてはこの第9運で伸びるのではないかと目されている業界が存在します。それは裏を返せば8運の時代の寵愛を受けていた業界はこれまでよりも勢いを落とすということ。そうした意味でも業界の興亡は必ず起こるだろうと考えられるわけです。
ラッキー7,末広がりの8,次は9?
次に、実際の効果というものがどこまであるものかはさておき、ラッキーナンバーというものが存在します。
たとえばラッキー7という言葉があります。このラッキー7についてはもとは野球などにおいてよく使用されていたものが一般に広まったもののようで、今も野球やパチンコスロットといった分野においてはよく使われるものなのかもしれません。
ですがわたしの個人的な感想としては以前ほどラッキー7という単語は聞かなくなったな、、、という印象を受けています。以前はテレビなどのメディアにおいてもラッキー7という単語を頻繁に聞いた記憶がありますが現在のメディアでどこまでラッキー7という言葉が使われているのかは疑問が残るところです。
その代わりに近年は末広がりの8,あるいはエンジェルナンバーとしての3588、といったような8を持ちあげる言葉をよく聞くようになったと考えています。
これらの7,8という数字の隆盛はわたしからすれば7運8運の時代の区分とある程度一致しているようにも感じています。
もちろん今の日本において玄空飛星派の思想が一般化しているとは思いませんが、もしかするとこうしたラッキーナンバーに対する意識の変化は世界の富裕層の影響を色濃く受けているマスコミの影響なのかもしれないなとも思いますが・・・どうなんでしょうね?
もしかすると第9運においては「9」という数字がもてはやされるときが来るのかもしれませんよ。
「火」と「9(離卦)」の意味、象徴するもの
ではここからこの記事の本題である第九運の予測について考えていきます。
第九運の「9」という数字は風水において「火」の意味を持つとされています。ここではこの9という数字の象徴と火そのものの象徴性からどのような業界が今後力を持ちうるのか考えていくわけです。
風水にまつわる様々な理論の中で象徴する意味についてみていくと下の表に挙げたようなものになります。(ここでは詳細な説明は省きますが9は八卦の「離卦(右側の図です)」に属するものであり、後天八卦における離卦の意味するものも含めて記載しています)
属性 | 火 |
方位 | 南 |
人物 | 次女(中年女性) |
身体 | 目 |
事象 | 結婚、火災、美、別れ |
動物 | 鳥 |
また、「火」とはいったいどのようなものでしょうか。改めて火というものはの性質を考えるならば次のようなものを挙げることができると思います。
- 熱を持っているもの
- 燃焼のもととなる木によって生まれ、燃焼のもとが無くなれば消えるもの
- (特に夜間において)照明の代わりを担う光を発して人目を惹くもの
- 実体がなく不定形であるもの
- 上昇するエネルギーを持つもの
- 燃やすことで他の物体を変化させる力を持つもの
また、初めに挙げた離卦のかたちそのものをみると上と下に一本(陽)があり、中央に破線(陰)を持つもの。このことからは外面的にしっかりとした強度を持ち、中が空洞であるという形に見て取ることもできるのではないかと。
そしてこれからもう少し具体的にどのようなものが該当するのか考えていきますが、あくまでこうした予測は0→100といった種類のものでなくて、第9運が始まるまでにも9の象意は始まりつつあるものだと考えています。
ですので実際には第8運で起こりつつあった事象が第9運で加速してくる、というようなイメージが近いものだとわたしは捉えていますよ。
ではここから例を挙げて説明していこうと思います。
第9運と航空産業
9という数字は火を象徴するもので上向きのエネルギーをもち、動物においては鳥の象徴も持つもの。こうしたことから、第9運において航空産業が飛躍を遂げるのではないかと予測する向きがあります。
なお、8は土に属するもので、8運において栄えたとされ業界の一つには不動産業があります。中国における不動産バブルは確かに第8運のものですが、日本においては第7運期にバブルがやってきていたため世界全体を見渡さないとなんとも言いづらいところですが・・・。
前回の第9運と航空産業について
画像引用元:ウィキペディア「ジョージ・ケイリー」
では、前回の第九運の時代に航空産業に何らかの動きはあったのでしょうか?
前回第九運は1844年から1863年までの20年間ですが、航空業界の先駆者として世間的に有名なライト兄弟が有人動力飛行に成功したのは1903年のことだとされています。
ですが飛行機械によって空を飛ぶという点においては、実はライト兄弟の偉業達成の50年前、1853年に「近代航空学の父」と称されるイギリスの工学者、ジョージ・ケイリー卿が達成したとされています。
ケイリー卿は幼少期から飛行というものに興味の強い方であったようで、彼はカモメの飛翔の研究から着想を得て、揚力と推力と抗力の違いに気づくことで「空を飛ぶためには必ずしも翼を羽ばたかせる必要はない」という仮説を得たとされます。
その後彼は精力的に飛行機械の作成に取り組み、1853年に斜面を下って推力を得ることで飛行するグライダーを完成させ、そこにケイリー卿の御者を載せて、丘の先の谷を越えて実に274mの飛行に成功したとされています。
「なんだ動力無しのグライダーか」と思った方もいるかもしれません、少なくとも私は少し思いました笑・・・が、当時の状況を知るのに有益だと思われる一文をHISTORIC UKのサイトから引用させて頂きます。
ここで、ケイリーは本当に時代を先取りしすぎていた。気球のような軽い機械はもちろん飛行に成功した。しかしその機械より重いものには動力が必要だったが、その時代において利用可能な唯一の動力は最新の技術である蒸気機関のみであった。彼は、航空機の動力としてボルトン・アンド・ワットの蒸気エンジンを使用することを検討していたのである。
さらに重要なことは、ケイリーが驚くべき先見の明をもって内燃機関の原理を予見し、説明さえしていたことである。彼は火薬を含むさまざまな動力源を使用して熱風エンジンを発明しようと試みていた。もし当時性能の良いエンジンが利用可能であったならば、ケイリーはほぼ間違いなく最初の有人動力飛行機を作っていたことだろう。
引用元HP:HISTORIC UK「Sir George Cayley, The Father of Aeronatics」
ライト兄弟の兄、ウィルバー・ライトは1909年にジョージ・ケイリー卿の作成した設計図を「飛行の科学を、それまで決して到達されなかっただけでなく、この設計図が書かれてからこれまでの1世紀の間にもほとんど並ぶ研究がないほどの領域にまで導いた」と評したとのことです。
また、気球というものを視野に含めるならば、世界初の動力付き有人飛行が達成されたのは1852年のフランス、達成者はアンリ・ジファールだとされています。
ジファールは3馬力の蒸気エンジンをつけた2500m3の大きさの気球でフランス国内、パリとトラップの間の実に27KMを飛行したとされていますよ。
こうした高級産業の黎明期ともいえる時代が前回の第九運であったわけですが、2024年から始まる第九運で急激な発展が見込まれる航空産業を考えると、どのようなものを考えることができるのでしょうか。
参考HP:WIRED「ライト兄弟より50年早く「飛行機械」に人を乗せて飛ばした英国人がいた」
HISTORIC UK「Sir George Cayley, The Father of Aeronatics」
空飛ぶクルマ/ドローン/宇宙産業
これから始まる第九運における航空産業として、わたしが注目しているものは空飛ぶ自動車、ドローン、それに宇宙産業です。
まずはじめに空飛ぶ自動車についてですが、ここ2~3年ニュースなどでも見る機会が増えました。ほんの10年前までSF映画の世界の話だけだと思っていましたが、この空飛ぶ自動車が今後普及をすることは確実なような気もします。
ざっと見てみるとこうした空飛ぶ車の販売時期は迫ってきているようで・・・
カリフォルニア州の自動車メーカー、アレフ・エアロノーティクス(Alef Aeronautics、以下アレフ)は、2023年6月27日、同社の開発した空飛ぶ車「モデルA(Model A)」が、アメリカ連邦航空局(FAA)から特別型式証明(Special Airworthiness Certification )を取得したと発表し、
2023年7月21日、同じくカリフォルニアに本社を置くASKA社は、公道を走ることができる4人乗り電動垂直離着陸機であるASKA(TM)A5が連邦航空局(FAA)の型式証明手続きを正式に開始したことを発表したとされます。
アレフについては2025年内、ASKAにおいては2026年の販売開始を目指しているとのことで、、、もう目の前に空飛ぶクルマの時代が近づいてきているようです。
日本においてもトヨタがアメリカの企業に430億円という融資を行い業務提携を行っていたり、東京大学で開始したとされるスタートアップ企業のテトラ・アビエーション株式会社など、この分野に取り組む企業や団体が存在し、動画に挙げたように2025年の大阪万博においては大阪中心地と万博会場を空飛ぶ自動車で送迎を行う予定だとか。
もちろん大阪万博の進行の荒れ具合、政治の荒れ具合は言うまでもないことですし、そもそも震災の復興を重視すべきなのは明らかなことですのでなんとも言えないところではありますが・・・。
とはいえ万博の話を抜きにしても、もう空飛ぶ自動車の実用化は見えているということですよね。
なお、参考までに空飛ぶ自動車の価格については2025年~2026年にアメリカで販売が見込まれているもので30万ドル~70万ドルとのことです。
次に、空飛ぶ車の技術のもとであるドローンにおいても同じことが言えるのだと思います。
記事執筆現在においては日本ではまだ実証実験の段階ですが、アメリカの一部地域ではAMAZONがドローンによって発注後30分以内に商品を届ける「PRIME AIR」サービスを開始しています。2023年5月のネット記事を見る限りにおいては安全性に対する懸念などからいまだ世間への浸透はしていないようですが、、、
こうしたものは技術の発展に伴い自動運転技術は発達することは明らかなことです。2023年の時点でそこまでの発展が見込まれずとも、空飛ぶ自動車などの発展が見込まれる時期にはおそらく世間からの評価は大きく変わっていることではないかと推測しています。
また、こうしたドローンによる配達というものは、近い将来物流の世界にも大きな変化をもたらしていくでしょう。
また、風水師の中にはこの航空というものに関して、「宇宙産業」を予測する方もおり、とても興味深い話です。あるいは火を噴きながら上空に上昇するロケット噴射の様子はまさに火の属性そのものという気もします。
宇宙開発についてはイーロンマスクがCEOを務める「スペースX」のみならず国内においても事例が出つつあります。
国内企業においても、スペースXと技術提携を行っているI-SPACEは「月への輸送」をビジネスとして確立することを目指しています。袴田CEOが目標としているところは2040年代に月に1000人が居住し、年間1万人程度が地球と月を行き来するだとか・・・。
別の国内ベンチャー企業、DIGITAL BLASTが主軸に置くのは宇宙ステーションです。早ければ2028年にも宇宙ステーション打ち上げの計画があるだとのことで・・・。
さらには京都の醍醐寺はこうした宇宙ベンチャー企業と手を組んで「宇宙寺院」の打ち上げ計画を持っているのだとか。
正直いっていずれもわたしの想像が及ばない世界の話ですが・・・。
他にも色々見てみますと、国内大手ゼネコン、大林組が宇宙エレベータに関する技術的な説明も入れた公式動画を出していますね。稼働予定は2050年とのことで第9運とは異なりますが。
今後20年間でこれらの産業がどのような発展、あるいは変化を遂げるのか楽しみです。
参考HP:ジ・オ-ナー「空飛ぶ車の仕組みや実用化への課題・メリット・デメリット・最新情報を徹底解説」
ビジネスインサイダー「30万ドルの「空飛ぶクルマ」、テスト飛行の認可を取得30万ドルの「空飛ぶクルマ」、テスト飛行の認可を取得」
時事ドットコム「世界初の空飛ぶ車 ASKA A5 が米国連邦航空局(FAA)へ型式証明申請.」
GIGAZINE「Amazonのドローン配達サービス「Amazon Prime Air」が2023年に1万件の配達を目指していたものの実際にはわずか100件の配達にとどまっていることが報告される」
第9運と中年女性
つぎに、「9」は次女や中年女性を象徴します。そのため第九運においては中年女性が活躍する場が増える、つまり中年期の女性リーダーが多くの国で誕生するのではないかと予測する向きがあります。そのことについて考えてみます。
ちなみに8が象徴するものは若い男性、つまり少年~青年期の男性で、第8運においてはそうした男性が第8運という時代の寵愛を受けたいたものと考えることができます。例は無数に挙げることができるかと思いますし2023年に名称変更した若い男性の在籍の多い某事務所のニュースも紐づけることはできる気もしますが・・・解釈はお任せします。
ちなみにその意味で言えば第七運は若い女性の時代でした。女性一人のアイドルが最も持て囃されていたのは第七運の時代かもしれません。
前回の第9運と第一波フェミニズム運動について
画像引用元:アメリカンセンタージャパン「女性実力者の系譜-女性の投票権」
中年女性の地位向上と一言に言ってもイメージはしづらいですし、そもそも世界史を考えたときに女性の地位というものはほとんどの文化圏において不当に低く抑えられてきた歴史があり、そうした女性の地位の向上はこれまでもずっと叫ばれてきているトピックです。
では、前回第九運期、1844年~1863年の時期でこの問題に関してどんな動きがあったのか見てみますと、女性の地位向上を謡うフェミニズムにおいて、「第一波フェミニズム」という運動が起こったのがこの時期だとされています。
ここで、ジェンダー論が専門である明治大学の堀口悦子准教授の文章をネット上で見ることができたので引用させて頂きます。
フェミニズムは通常二つの時期に分けられる。
第1波フェミニズムは、男性と平等の市民権を求める運動で、19世紀にアメリカやイギリスで行なわれた奴隷解放運動に携わった女性の間から生まれ、1848年、アメリカ東部のセネカ・フォールズで開かれた集会では女性参政権を求める宣言が出され、「女の独立宣言」と呼ばれる。
イギリスでも女性の参政権や財産権を求める運動が展開され、日本やその他の国でも同様の運動が起こった。これらの先駆的な運動は、大衆の支持を必ずしも得られなかったが、提起された問題は確実に20世紀初頭の女性参政権の獲得へと結びついていった。
ー堀口悦子「ジェンダー論」
※引用元の論文はPDFのためリンクを貼ることはしませんが≪堀口悦子「ジェンダー論」≫で検索をかけていただくとみることができますよ。
このセネカフォールズにおける「女性の独立宣言」をけん引したのは「女性参政権の母」とも呼ばれる活動家のエリザベス・キャディ・スタントンとスーザン・B・アンソニーです。
ヨーロッパにおいても、セネカフォールズ会議の同年である1848年、フランスで社会主義サン=シモン主義のフェミニストを中心として「1848年の女性たち」と呼ばれる運動が起こっています。そうした動きはイギリスにも伝播し、1860年代には哲学者ジョン・スチュアート・ミルが女性参政権を掲げて下院選挙に立候補するといった流れに繋がっているのではないかと考えています。
もともと欧米諸国において女性とは「夫の所有物」として認識されていたとのことですから当時の反対派との意見の衝突を考えると気が遠くなるようなお話です・・・。
なお、女性運動についてはほんとうは各国固有の歴史の流れの中で論じるべき種類の問題で、20年スパンの予測動向というものがどこまで妥当性を持ちうるかはさておいてなのですが、それでもこうした国をまたがった運動の勃興というものは一つの指標になるのではないかなとわたしは考えていますよ。
参考HP:アメリカンセンタージャパン「女性実力者の系譜-女性の投票権」
参考論文:堀口悦子「ジェンダー論」
すでに始まっている女性リーダーの台頭
※画像引用:ELLE「「女性大臣の日」におさらい!世界の女性リーダー【2022年最新編】」
先に述べた女性参政権獲得に向けた活動から180年経ち、「列国会議同盟(IPU)」の2022年の調査によると、世界各国の議会で女性議員が占める割合は全体で26.1%で過去最高になったそうです。
過去を振り返れば政治界においてもイギリスのサッチャー首相、ドイツのメルケル首相などの突出した女性リーダーが存在しますが、現在はどうでしょうか。
2023年8月現在の現役国家代表としてもフランスのエリザベット・ボルヌ首相、34歳という若さでフィンランドの国家元首に就任したサンナ・マリン首相、台湾の蔡英文総統、選挙で選出されたアフリカ初の女性大統領で、2011年のノーベル平和賞受賞者でもあるリベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領、リトアニアのイングリダ・シモニーテ首相、ハンガリーのノバーク・カタリン大統領、クロアチア初の女性大統領、コリンダ・グラバル=キタロビッチ大統領、あるいはアメリカ初の女性副大統領に就任したカマラ・ハリス副大統領など、枚挙にいとまがありません。
また、もちろんビジネスの世界においても突出した女性リーダーは存在します。
日本においても多数のショップ展開が行われている「ザ・ボディショップ」創業者アニータ・ロディック氏、サイト運営を行う方なら誰もが知る超有名オンラインデザインプラットフォームの「CANVA」創業者メラニー・パーキンス氏、フォーブスの「世界で最も成功した女性起業家」に選ばれたアメリカの建築資材の卸売会社「ABCサプライ」のダイアン・ヘンドリックス氏、、、など。
また、「9」という数字には「美」の意味も持つことから、中年女性のアンチエイジングなどといった業界の発展が見込まれると推測する風水師も存在します。今現在の美に対する技術発展と文化的な趨勢を考えても妥当な推測ではないでしょうか。
ただしビジネスの世界においても、一定規模以上のCEOの男女比率はいまだ女性が一割にも満たないと言われています。ただしそれは裏を返せば今後まだまだ伸びる可能性があるということ。
今後もこうした女性リーダーの誕生はますます加速していくことだと思います。
参考HP:the JAPAN TIMES「時代を導く世界の女性リーダーたち」
ELLE「「女性大臣の日」におさらい!世界の女性リーダー【2022年最新編】」
ACT HOUSE「世界の「女性 起業家」に学ぶ「ありえない突破力」」
第9運と仮想空間メタバース
次に9が象徴する「目」に関する産業について考えてみます。目、つまり視界に関する産業であって、かつ火のように実態がないもの。多くの風水師はこれを仮想空間、つまりメタバースの発展と結び付けて考えています。
このメタバースについては多くの風水師が言及しているもので、なんなら第9運の予測の中で最も注目されているものと言っても過言ではありません。ではそのメタバースについて考えてみます。
なお、参考に8が意味するものは「手」です。1820年代の紡績産業の機械化推進による急成長と、過去20年間のタッチパネルの発展というものを第8運の例としては挙げることができるのではないかと思いますよ。
前回の第9運とダゲレオタイプによる肖像写真の流行について
画像引用元:THE MET(メトロポリタン美術館)「Louis-Jacques-Mandé Daguerre」
はじめに述べたように、9という数字は「目」を象徴します。そのため第9運においては「目」に関連する産業の発展が見込まれると考えられている中でそれらを火の非実体性などと関連してメタバースが注目されていることは先に述べたとおりです。では180年前、前回の第九運の時代(1844年~1863年)にどのような動きがあったのでしょうか。
180年前に急激な進歩を迎えた目(視界)に関する産業を考えると、それは写真産業が該当するのではないかと私は考えています。また現実以外の仮想性と観点からみても写真は適合するものですし、いまのメタバースと同じ衝撃を写真技術が当時の社会に与えたことは想像に難くありません。
写真技術そのものは16世紀における「カメラオブスキュラ」がその萌芽であるとされますが、時代が下り1839年に発明された「ダゲレオタイプ」こそが世界で初めての実用的な写真技術であると言われています。
そしてそれに続く「カロタイプ」という写真撮影技術、これらの普及に伴って肖像写真の撮影が世界中で爆発的に流行しました。
美術出版社の「世界写真史」に次のような記述があります。
欧米でダゲレオタイプが速やかに普及し、詩人ボードレールをして「ひとつの狂気、尋常でない熱狂」といわしめたほど当時の人々の関心を呼び集めることになったのは、なんといっても、それが肖像製作への公衆の欲求に応える革新的な方法をもたらしたからだった。
(中略)
1840年代初頭、まずパリ、ロンドン、ニューヨーク、ベルリン、ハンブルクといった大都市に最初の肖像スタジオが現れ、そのうねりはやがて地方都市へも波及する。
ー美術出版社「世界写真史」P20ー21
こうしたダゲレオタイプの技術を用いて、イギリスのウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットが世界で初めての写真集「自然の鉛筆」を出版したのが1844年~1846年の出来事です。
このダゲレオタイプ、カロタイプの発展に伴う肖像写真の爆発的な流行の興った時期はまさに第九運の時代に合致するのではないかと私は考えています。
その後こうして世間に定着した写真技術はその後連続する写真により動画の発明としてテレビ、あるいはネット動画という形に発展し今に至っていることに疑問の余地はないでしょう。
では次からメタバースのことについて考えてみようと思います。
参考HP:AMAGING GRAPH「写真とカメラの歴史年表」
参考文献:美術出版社「世界写真史」
メタバースについて
メタバース。META社(旧フェイスブック)の事業はコケたと言っても過言ではない状況ですし記事執筆現在でメタバースの普及はどんどん進んでいる!とは言い難い状況ですが、、、実際のところ様々な分野、様々な業界においてメタバースの利用は進んでいます。
「メタバースの世界で何ができるのか?」に対する答えはしばしば「何でもできる」だといわれます。
例を挙げればわかりやすいものは観光産業です。このVR観光においては、身体障碍を抱える方や施設入所中の高齢者などの、自力で現地に訪問することが難しい方に対する体験としては未知数の市場を抱えているかと思います。
観光と言っても、もちろん仮想空間ですので完全に現実とリンクをさせる必要はないわけで。ほぼ現実の中にモンスターが出てくるようなゲームゲームしたものもあれば、「ピラミッドの頂上に登る」なんていう現実世界で「できそうでなかなかできない」ことも体験できたり。(かつては観光客が昇りまくってたそうですが。クフ王のピラミッドの頂上で人間ピラミッド組んでるバックパッカー三人組の写真を見たことあります笑)
また、2022年の時点ですでにVR上の美術館スタッフであったり、VRアバター用の洋服や現実の洋服を通販できるショップスタッフなど、仮想空間で接客等を行うことによって現実のお金を得る仕事も存在しています。
こうしたもののほか、たとえば引きこもりの学生に対する仮想空間における教育支援、施設入所中の高齢者向けの観光旅行、比較的ニッチな海外言語に関する学習塾(逆に、例えば西アフリカ諸国住民に対する日本語教師、などといった供給側で考えても良いかと思います)、あるいは田舎の離島暮らしの方に対する美術や映画や音楽ライブ鑑賞、あるいはそれこそ地域別の出会いカフェのようなものなど。
これと同様の街そのものをメタバース空間で構築するという試みは香港やニューヨークのタイムズスクエア、また渋谷などで実験が行われていますよ。
仮にメタバースが「現実世界の劣化版」にしかなりえないとしても、社会生活の中で疎外されてしまっている方、身体的にハンディがある方、あるいは地理的なハンデを持つ方(あるいは来日しない海外アーティストのライブに気軽に参加できることなども広義には地理的ハンデに含めてよいと思います)など、そうした分野において需要があることは明白なのではないかと私は思っています。
そうしたことを考える中で、やはりメタバースの一般への普及を阻害している一番の要因は導入コストであると思われます。高いPCと高くて重いゴーグル。それが解消されたなら導入する人は増えてくるのではないでしょうか。
とはいえ技術の進歩に伴ってこうしたものの低価格化が進むことは必然ですので、低価格化に伴って世界の内で裕福な国からどんどん普及が進んでいくことも考えられますし。
また、こうしたVRやARのためのモニターは、将来コンタクトレンズそのものにそうした機能が組み込まれたものが開発されるのではないかと様々な研究者が予測しています。
インターネットからダウンロードした情報をコンタクトレンズが直接視界に映し出すAR(現実世界の視界に透明ディスプレイなどのように各種情報を追記する拡張現実)の役目を果たし、コンタクトレンズがVRの仮想空間にそのまま突入するためのゴーグルとなる未来がいずれ来ると。
あるいはコンタクトレンズでそれが可能になる前に今の重量のあるゴーグルでなくてもっと気軽に脱着可能なメガネのような形状のものが開発されていたりします。
画像引用元:MOGURAVR「“一歩下がった”が画質と実用性は進化。スマートグラス「Nreal Air」の狙いを考える」※この記事は2022年3月の記事なので、今はもっと性能の良いものが開発されているのかもしれません。
こうしたものの低価格化が進んだ先、たとえばスマホと安価なメガネタイプモニターでメタバースに参加できるような時代がそのうちやってくるではないかと考えていますが・・・どうなるんでしょうね?
「VR上の仮想体験」が持つ脳に対する影響力について
先にメタバースの空間においてどのような体験が可能なのか見てきました。しょせん仮想空間じゃないか。それも一つの意見だとは思います。
なのですが、一度でもVRを体験したことがある方ならわかるかと思いますが、VRの体験は少なくとも恐怖や視界から受ける感動などの情動的な影響力は現実世界となんらそん色のないものだとわたしは考えています。
そして一部の専門家は「VRを通した3D空間における仮想体験は脳に対する影響力という意味で現実と変わらぬ力を持ちうる」として警告しています。
スタンフォード大学の心理学教授であるジェレミー・ベイレンソンの「VRは脳をどう変えるか?」にも、かの悪名高いミルグラム実験をVRで再現した心理学実験の結果が記されています。結果としては「VR体験は現実の経験と変わりのない心理体験を被験者にもたらしている」というところです。
※ミルグラム実験とは「権威からの加害の命令と許可、それと自己利益という前提条件に基づいたとき、人は純粋な第三者に対してどこまで電気ショックによる危害を加えることができるのか」を検証した実験です。概要はこちらをどうぞ。ウィキペディア「ミルグラム実験」
二〇〇六年、VR研究の先駆者のひとりであるメル・スレーターはこのミルグラム実験をVRで再現しようと考えた。ただしスレーターの実験の面白いところは、テスト受験者(役者)を実際の人間でなくVRで作り上げた仮想人間に演じさせた点にある。しかも被験者には、テスト受験者が”エージェント”、すなわちコンピュータが操作する仮想人間だと事前に教えたのである。
(中略)
実験の結果、ショックを与える相手がコンピュータの作り上げたニセモノだと知っていても、被験者の心理はあたかも相手が実際の人間であるかのような反応を示すことが明らかになった。被験者の行動からも、生理反応(心拍数と皮膚伝導反応)からもそれが確認できた。実験場も電気ショックも受験生も、すべてが作りものだとはっきり知りながら、それでも被験者の脳はかなりの程度までそれらを現実として扱ったのである。
ージェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるか?」P72
もう一点例を挙げます。日本バーチャルリアリティ学会/VR心理学研究委員会の「だまされる脳」に、高所恐怖症の学生たちに高所体験をVRで疑似体験させることにより高所への慣れを促す、いわゆる「曝露療法(トラウマ体験となった状況をあえて追体験させる治療法)」に関する記述があります。
実験概要は、高所恐怖症が疑われる20名の学生を集め、彼らを手すりがついた木製のプラットフォームに立たせたうえでVRによる高所体験を経験させるセッションを繰り返す中で学生たちの高所恐怖症が改善していったというものです。
他にも「VRは脳をどう変えるか?」にアメリカ911のテロによりPTSDを発症した患者がVRによる曝露療法で抑うつ症状やPTSDの症状が相当程度消失した例や難民キャンプの実際の光景をVRで体感した人はその後難民キャンプに対して2倍の率で寄付を行ったとの調査結果が記されています。
こうしたことを考えると、仮想空間における体験は、少なくとも心理的な体験としては現実世界と変わりのない体験をもたらしていると考えてよさそうな気もします。
人の脳が現実世界と仮想空間の違いをさほど認識できないものだという仮説に立ったとき、ただ「仮想空間で仕事をして、休日には仮想空間での街歩きや観光をし、その中で出会った人々と会話する」それだけのものがどれだけのポテンシャルを秘めているのかは想像するに余りあります。
もちろんそこにはメリットばかりではなくてメリットと同じだけのデメリットは発生してくるでしょうが・・・。
なお、現実とCGの境界については少しゲームなどに詳しい方ならよくおわかりかと思いますが、どんどん現実との差がなくなってきているように思います。
これはメタバースでない普通のゲームの映像ですが・・・正直はじめは実写で途中からCGなのか、はじめからCGなのか、それすら私にはわかりません。メタバースのCGもそう遠くない将来にこのレベルに到達してしまうのでしょうね。
参考:メタバースと日本政府内閣府の「ムーンショット計画」
また日本政府においても、国の頭脳たる内閣府が中長期計画として挙げている計画に「ムーンショット計画」というものがあります。ムーンショットとは「月に到達するくらい、これまでに不可能と思われていたようなことを実現させる」という意味が込められたものだとされています。
そのムーンショット計画では6つの重点目標が掲げられているのですが、その第1番目の目標は以下の通りです。
ムーンショット目標1
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会の実現
参考HP:内閣府「ムーンショット計画」
はじめてこの文章を見たときは「何言ってんだ・・・?」と戸惑いしかありませんでした笑
日本政府の頭脳ともいえる内閣府が大真面目にこのような中長期計画を打ち出しているところでして、はじめにわたしがこの文章を読んだときには全く意味がわからなかったのですが・・・
内閣府の説明の中には「2030年までに人が10体以上のアバターをサイバーフィジカル空間で10体自由自在に動かし活躍できるよう」といった記述がみられます。つまり仮想空間の世界、一種のメタバース空間におけるお話だと私は理解しています。
仮に内閣府の計画においてこうしたメタバースの利用促進が見込まれるのであれば、当然それは日本単独のものでなく米国をはじめとした諸外国の動きも見据えたうえで内閣府はこうした計画を打ち出しているでしょうし、こうした計画が存在する以上、政府自体がこうした産業の後押しをする可能性が十分に考えられると私は考えています。
ムーンショット計画の中に「2030年」という中期目標が存在する以上、結果はこれからの数年間である程度出てくるだろうと考えています。現状としてはメタバースを巡る状況は芳しいものとは言えないところですが・・・楽しみにしながら行く末を見守りたいと考えています。
第9運と戦争のこと
ここまででみてきたものの他に、9は火の属性を示すものであることから中には「争い」を示唆する風水師の方がいることも事実です。
2022年2月から始まったロシアウクライナ間の戦争とイスラエルの戦争に加えて中国と台湾の諸問題、あるいは1839年~1842年のアヘン戦争、1856年の第二次アヘン戦争(アロー戦争)を引き合いにしてそうしたことが語られたりもしますが・・・
まずこの20年間を見渡してもウクライナだけでなく、シリアやイラク、イエメンやイスラエルなどの中東地域、中央アフリカの国々といった諸外国で災禍が継続している地域は存在しています。
メディアなんてものは積極的に報道を行う災禍とそうでないものがはっきり分かれるもので、報道で目にする機会が多い地域だけがことが起こっているわけではないですから。
そして、人類史上最悪と思われる戦争、第一次、第二次世界大戦が起こったのは言うまでもなく9運の時代ではありません。
過去の歴史を紐解けば「人類の歴史はすなわち戦争の歴史である」とも言われています。ここでイスラエルの歴史学者ユヴァルノアハラリ氏の「ホモデウス」の言葉を引用させて頂きます。
古代の農耕社会では死因のおよそ15パーセントが人間の暴力だったのに対して、20世紀には、暴力は死因の5パーセントを占めるだけだった。
そして21世紀の今、全世界の死亡率のうち、暴力に起因する割合はおよそ1パーセントにすぎない。
2012年には世界中で約5600万人が亡くなったが、そのうち、人間の暴力が死因の死者は62万人だった(戦争の死者が12万人、犯罪の犠牲者が50万人)。一方、自殺者は80万人、糖尿病で亡くなった人は150万人を数えた。
ーユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」P25
またこれらに続く文章の中でハラリ氏は次のようにも述べます。
古代農耕社会から現在に至るまでの人間の歴史を俯瞰する中で、暴力と戦争はいずれの時代にも存在し続けていたもので、現代ほど戦争のない時代は人類史上他に存在しない。そして現代においては核兵器がある以上、仮に大国同士が戦争を起こしたならばそれは集団自殺になりかねない、そのためにそれが抑止力になっている、とも。
(また、この自殺率のあまりの高さを引き合いに出して「かつてない実存不安の時代」とハラリ氏が現代を評していることも付け加えておきます。)
無論ロシアが戦争を起こしており核兵器の使用を必ずしも否定していない現実がある以上楽観のできる理由はどこにもありませんし、そうしたことが起こりかねない時代にいることは事実だとも私は考えています。
ですがハラリ氏も指摘するようにそもそも人類の歴史は暴力の歴史であり、時代が下るにつれてそうしたものはどんどん少なくなってきている事実がある。
そうした中で第九運であるから戦禍に対する危惧が必要というのは論理の飛躍だと個人的には捉えています。少なくとも人類の歴史の中で180年周期のうち特定の20年間、第九運が戦争が多いと言うことはできません。
ですのであくまでも第九運という時代を考える中においてそうした単純な悲観論や厭世論に陥る理由にはならないと私は考えています。
そしてなにより厭世論や悲観論をまきちらす、あるいは不安を無駄にあおる発信者というのはその発言の先の意図に疑問を感じますので私は少し怖く感じます。
このような発言をする方がいた場合にはその先の意図がどのようなものなのか、そこを気にして頂くとよいのかもしれません。極端な話をすればこうした厭世観の中で自身だけを信頼するように説くスピリチュアリストの方が出ないとも限りませんので・・・。
もちろん第九運と戦争を結びつけて語る方が全員そのような方ではありませんし、あくまでもわたし自身のとても個人的な考えですがご参考になれば幸いです。
こうした戦争時や災害の時機というものはえてしてよくわからない教祖様や極端な思想を持ったリーダー、あるいはカルト教団が勃興しやすい時代であると考えていますので・・・。
第9運と「南の地域」について
9,離卦は南を意味するもので、後に紹介する様々な風水師のユーチューブ動画においても「南」の国が発展する、という言説をちらほらと見かけます。
たとえばそこで示されているのはインドであったりオーストラリアであったり。
ですがわたし自身はこうした言説には懐疑的です。八方位区分における南というのはどこを起点に置くかによってまったく方位が異なってしまうので・・・。
ですが、仮にこれを「その国における南の地域」として考えることは可能かもしれないとは少し考えています。
北東と南西に長い日本ではイメージがしづらいですが、例えば第八運、つまり艮卦が象徴するものは北東です。各国における北東というと、日本では北海道、中国で言えば北京、アメリカで言えばニューヨーク、、、などといった地域の発展はある程度実証ができそうな気もします。
とはいえこの話を論じるにはもっと多くのサンプルを検討していくべき話のような気がしますし、わたしの知識では力不足なのでここで深入りはしませんが。
今後20年で世界を変えるかもしれないその他の技術
今日の技術についてはすべての分野で革新が起こっていると言っても言いすぎでないくらい技術進歩の速度が速いとは思うのですが、、、ここではわたしが個人的にとても衝撃を受けている技術について少し紹介させて頂きます。
3Dプリンタによる住宅建築など
まずはじめに、3Dプリンタ住宅です。
自動化された3Dプリンタによって原則自動で住宅が「数日間で」完成し、それに伴い人件費が大幅に削減されることから住宅業界に価格破壊が起こると考えられています。
3Dプリンタに住宅については、アメリカ、オランダ、中国、ドイツ、ドバイ、イタリア、メキシコ等においてはすでに実用化、商用化が始まっていますが、地震の多い日本においては建築基準法の壁が存在するため商用化には大きな壁があると考えられてきましたが、そうした問題も順調に解決に向けて進んでいる模様です。
従来工法よりも人件費が圧倒的に安く納期も圧倒的に短いことから、実現すれば圧倒的に普及するだろうことはほぼ間違いなく、これからの時代の風水はこれらの住宅に適用できるよう理論を変えていく必要があるのではないかと個人的には考えているところです。
また、こうしたことは現在住宅新築を検討されている方は頭においていただければなあと思います。30年ローンを組んだ4,5年後に住宅が車と同程度の価格で買える時代がやってくるかもしれないということですから・・・。
また3Dプリンタで生成できるものは住宅だけでなく、たとえば血管や心臓などといった身体器官もあります。
身体器官に関しても医療の世界もこれからとてつもない変化を迎えていくのではないでしょうか。
また皮膚や眼球、毛髪といったものがこれらとIPS細胞の組み合わせにより再生成が可能になるのであれば、その先にあるのは長寿命化の話になってくる気もします。
ここではその種の話に立ち入ることはしませんがグーグル(=アルファベット社)が数百億円という資金を投入して人類の長寿命化に取り組んでいる子会社もあるようですので・・・。
参考HP:TOKYOリスタイル「話題沸騰!3Dプリンター住宅の実力と国内外の事例を解説!」
CNN「世界最大規模の3Dプリント住宅群、モデルハウスが公開 米テキサス州」
3DP id.arts「中国北部の農村部に3Dプリンタで建てられた住宅が出現」
CNETJAPAN「幹細胞を使用して心臓組織を3Dプリント–スタンフォード大」
ヒトゲノム編集/デザイナーベイビー
1990年に「ヒトゲノム計画」が叫ばれてはや30年以上が経ちました。
ゲノムとはつまるところ人間、あるいは個々人が個別に持つ遺伝子情報の総体のことを指し、それは言い換えればわたしやあなたの設計図だということができるものです。
たとえば身長の高低や肥満、知能指数の発達傾向、内臓の疾患罹患傾向など、そうしたものは疑いなく遺伝子による影響を受けているものです。
そして個々人の性格さえも遺伝的な影響を受けているものだとする説があります。心理学者スティーブン・ピンカーは自書で次のように述べています。
統合失調症は、DNAのすべてと環境のほとんどを共有する一卵性双生児では一致率が高いが、同じく環境のほとんどを共有しDNAは半分だけ共有する二卵性双生児でははるかに一致率が低いという証拠である。
これは統合失調症だけでなく、これまでに観察されたすべての認知や情動の障害あるいは差異についてもあてはまる。自閉症、失読症、言葉の遅れ、言語発達障害、学習障害、左利き、大うつ病、双極性障害、強迫性障害、性的指向、
そのほか多数の家族性の病態は、いずれも一卵性双生児のほうが二卵性双生児よりも一致率が高く、養子縁組による親族よりも実の親族の方が予測しやすく、測定可能な環境上の特徴ではうまく予測できない。
ースティーブン・ピンカー「人間の本性を考えるー心は空白の石板か」 P99
ピンカーはこの文に続く中で自身がこれまでに検査してきた一卵性双生児の「言語知能、数学的知能、一般知能、生活の満足度、人格特性(内向性、調和性、神経症的傾向、まじめさ、経験に対する開放性など)」の相似性についても言及しています。
ただしこの種の問題については当然ながら今も昔も議論が絶えることはなく、たとえば横浜市立大学の浮田徹嗣准教授は「性格に与える遺伝的要因と環境的要因に関する考察」で非常に説得力のある反論を展開しています。
※論文についてはネット上でPDFデータの閲覧が可能です。PDFのためリンクを貼ることができませんので興味のある方は検索をかけてみてください。
ただ、たとえば学校や職場で見かける一卵性双生児の顔、身長や体重、性格、身体的能力や知的能力などといったものを考えると、遺伝子には何かしらのそうした傾向を作る力があっても不思議ではないな、というのがわたしの考えです。
あ、ちなみに双子の性格については表面的には正反対のことが多いと考えています。たとえば一方がネアカでもう一方は落ち着いているだとか。ただ、そうしたケースでも表面の話だけでなくて二人の価値観まで考えていくと似た価値観を持つケースは多いのではないかと。
また、もちろんながら遺伝子がどれだけの影響力を持つとしても環境や自身の意思で変えることはできるとわたしは考えています。これは四柱推命においても同じことで、遺伝子や四柱推命というものが人生のすべてを決定づける要因になり得ないのは当然のことです。
と、少し余談に入ってしまいましたので話を戻しますが・・・
いずれにしてもヒトゲノムというものは一人の人間の人生におけるあまりに多くの側面に対して協力な影響力を持っていることは明白で、そのヒトゲノムを改変するということは、外見、身体能力、知的能力、病気への耐性などが生まれながらに約束された神童たちを創ることができてしまうということです。
しかもそうした手立てを取ることができるのは間違いなく大富豪たちですので、大富豪たちの子供は生まれながらにとてつもない才能に溢れた人たちばかりとなる未来がやってくる可能性があるということ。
そうなったら庶民はどうやってその人たちと共存することができるのか私は甚だ疑問に思います。
また、こうしたゲノム改変については言うまでもなく倫理的な諸問題をはらんでおり、世界の様々な機関がこうした研究に警鐘をならしています。
ですが倫理学を専門とし、山梨大学医学部医学教育センター長を務める香川知晶教授はその問題について以下のように述べています。
例えば、スティーヴン・ピンカーの「生命倫理に対する道徳的命令」(2015年)5 である。論考はバイオテクノロジーにモラトリアムを課すことへの疑念から始められている。病苦は人間にとって避けることのできない現実の一部とみなされてきた。
しかし、ピンカーによると、そんなことはなく、ここ20年ほどで世界的に病苦による不幸は35%ほども削減されてきた。背景には経済発展、それに医学の進歩がある。
ゲノム編集技術も遺伝性疾患に対する新たな治療を実現し、さらなる削減に貢献するだろう。こうしたバイオテクノロジーの発展を前にして、倫理学に課せられる命令はただ一つ、
「脇によけて道を空けろ」である。
ー香川知晶「ヒトゲノム編集をめぐる倫理問題のあり方」
※引用元がPDFのためリンクは貼りませんが上記の名前で検索をかけると該当の論文が該当しますよ。
つまりこの種の主張は様々な分野において以前から繰り返されてはいますが、いずれの分野においても倫理や道徳規範は研究の暴走を止めることはできておらず、このヒトゲノムの問題においてもそうなる可能性が非常に高い。(きっとこれはAiも同じ問題です)
この章の冒頭に挙げた中国人研究者における一例は「生まれてくる赤ちゃんが両親の持つHIVウイルスの影響を受けぬよう」とゲノム編集を行ったものです。ゲノム編集という手段を使ったことを脇に置けば、生まれ来る赤ちゃんのHIV発症を防ぐという目的そのものは咎められるものではないと思いますので。
あるいはここでは詳しくは取り上げませんが、イーロンマスク氏の私企業のひとつ、ニューリンクにおいて人間の脳にチップを埋め込む研究が進んでおり、それがアメリカで実用化に向けて動き出しています。
もう一つ、ユヴァル・ノア・ハラリ氏があげるようにアメリカ軍やイスラエルのハダサ病院においてはPTSD患者の脳に電極を埋め込んでそこに特定の電気刺激を与えることによって精神的な症状を和らげるといったことが何年も前からすでに実践されているようです。
ハラリ氏がまさに指摘するように、医療のためという大義名分のもとに発展したその先で、悪意を持った利用をされてしまう、あるいはその技術が人類を思わぬ方向に導いてしまう可能性は十二分にあるんですよね。少なくとも第三者の介入で精神状態を変化させることができるという事実はわたしには恐ろしさしかありません。
とはいえこれらの動きをわたしのような一般人はもちろんどうするわけにもいかず、ただ社会の行く末を見続けることしかできないんですけどね・・・。
ただしこうした動きはゲノム情報がある程度完全に解明されないことにはデザイナーベイビーは大富豪の間であっても浸透するとは考えていません。
ゲノム改変によりメリットを受ける可能性が高いとしても、それと引き換えになるデメリットが不明な中ではなかなか踏み込めるものではないですよね。
また、こうしたゲノムの情報が個人の人生に対する影響を考える時、わたしは四柱推命のことを考えたりします。
ゲノム情報が表すものが「外見や内臓疾患なども含めた身体的特徴や知能発達においてその個人が持ちやすい傾向、また精神的な面においてどのような思想を持ちやすいかという傾向」を示すものだとすると、それって四柱推命と同じことじゃないか、と常々わたしは考えています。
あるいは四柱推命において読み解くその個人が人生において歩みやすい傾向性というものが、これらゲノム情報と符合するものであったとしたら。
そう考えるとゲノム編集が浸透した後の世界というのは四柱推命などの占術が通用しなくなる世界がやってくるのかもしれないななんて個人的には考えてたりします。・・・と、また余談になってしまいました笑
ちなみにユーチューブのゆっくりまっちゃ先生の動画は恐ろしくレベルが高いです。お話の概要も予測される将来も、その問題点もだいたい網羅されている気がします・・・すごい。
参考HP:生命科学連携協議会「ゲノム編集と社会――ELSI(倫理的・法的・社会的課題)について考える」
大阪大学RESQU「世界最大規模のゲノム解析で身長の遺伝的背景を解明」
WIRED「「性格を決めるヒトゲノム領域」が特定される:研究結果」
参考文献:スティーブン・ピンカー「人間の本性を考えるー心は空白の石板か」
参考論文:浮田徹嗣「性格に与える遺伝的要因と環境的要因に関する考察」
香川知晶「ヒトゲノム編集をめぐる倫理問題のあり方
人工知能/AI
昨今、CHATGPTや画像生成AIが世間を騒がせています。たとえば画像生成ひとつを取ってみても3か月もあれば恐ろしいほどに生成画像の精度が上がっている現状には寒気も覚えます。
この人工知能という諸問題を考えるにあたっては、この人工知能産業そのものが離卦に属するもの、つまり第九運での発展が確約されたものと考えている風水師が多いことも付け加えておきます。
人工知能についてはここに挙げた技術の中で最も実用化は遠いものかもしれません。人工知能が人間の知的能力を超えるとき、いわゆるシンギュラリティはレイ・カーツワイルが2045年になるのではないかとの予測を打ち立てていましたが、その推測よりももっと早くなるという声も上がってきています。
ただし人工知能の実用化までには倫理的な諸問題と法整備というあまりにも重い課題が残っていることは否めないと感じています。進化の速度があまりにも早いため、どこまで法整備でストップをかけられるものかは何とも言えないところですが・・・。
なお、上にあげた動画は説明するまでもないですがアレクサ同士の会話です笑
この会話は人工知能が意識を持ちうるのかどうかという問題を考えるにあたっては非常に示唆深いものと感じます。少なくとも私には「意識はあります」って言われたら余裕で信じられるレベルです。
少なくとも、この比較的安価で世界中に流通している電子機器が「感情らしきもの」を模倣であるにしても行っていることは見て取れます。
なお、ご参考までにユヴァル・ノア・ハラリ氏が「ホモ・デウス」において最も危惧していたのはこの人工知能がグーグルを始めとした検索サイトが持つ何十億人規模の検索履歴とこの人工知能を組み合わせた先にある、「限りなく精度の高い人格診断と、その個別の使用者に応じた適切『すぎる』アドバイス」です。
仮に十年以上の個々人の検索履歴というとんでもない個人情報を有するグーグルが、その検索履歴や移動履歴(※)から導いた個人の人格に応じて人工知能による対話が可能となったときに、「個人の人生にかかる相談に対して、人工知能があまりにも的確な回答を導きかねない、そうなれば人は自発的な意思を放棄してしまう恐れがあるのではないか」ということです。
※GPSによる移動履歴は膨大なデータの中で「他の誰とどの程度の時間、行動を共にし、どのような場所に行っていたのか」までを導くものです。たとえばAとBの二人が就寝する場所とどのような頻度でどのような場所で会い、どのくらいの時間を共に過ごすのか。それらのGPSのデータがあれば二人の関係を推測することは私たちでも容易ではないでしょうか。
具体的に言えば、たとえば「私はAと結婚して良いのだろうか」という質問をグーグルの人工知能に投げかけた際に、「あなたの過去の行動履歴と過去の思考の癖、またAの過去の行動履歴と思考の癖から導くと、その結婚生活がうまくいく可能性は5%で、95%は破綻に終わるでしょう。
Aとあなたでは外出の頻度があまりにも違いすぎますし、ともに夜を過ごす相手が常に変わるAとそうでないあなたでは、過去の検索履歴から考えても異性に対する判断基準が異なりすぎるものだと判断します。またAには幼少期よりの検索履歴に少なからず暴力的な要素が見受けられるため、あなたがAと結婚した場合には平穏にあなたが暮らせる確率は5%だと判断します」といった回答を人工知能が導き出しかねないということ。
もしそう言われたら正直自分の気持ちとか意思でこの予測を思考の中から追いやることはほんとうに難しい気がします。というかそれが実現した後に自分の意思を貫きたいのであれば「将来の予測は人工知能には聞かない」という選択をするしかないのかもしれません。
、、、と、現実的にはここまで個人情報を用いた回答はこないでしょうが、この回答ができるだけの情報をグーグルの人工知能はいずれ持ちうるというのが現在の人工知能とビッグデータ処理の行く末にあるものだと考えています。
なお、人工知能と意識の諸問題に関してはまたもやユーチューブのゆっくりまっちゃ先生のグーグルAI、ラムダの会話に関する動画がとても興味深いです。こんな動画量産できるなんてどんな頭してるんでしょうか・・・。
意識、、、ってなんなんでしょうね?少なくとも現在わかっていることは人間の脳に意識を統括する部位は存在しませんし、意識というものがどのような条件で発動するものなのかは今の科学技術では突き止められていないということです。
まったくの余談過ぎる話ですしここで結論が出るわけはないので話をやめますが、とりあえず技術の進歩というものはトレードオフでそこにはデメリットも発生してくるのでしょうということで。
参考文献:ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」
マックス・テグマーク「LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ」
バイロン・リース「人類の歴史とAIの未来」
ピーター・ディアマンティス/スティーブン・コトラー「2030年・すべてが加速する世界に備えよ」
ミチオ・カク「2100年の科学ライフ」
記事作成にあたり参考にさせて頂いた動画
※ここでは原則日本語で字幕が付けられるものだけを紹介しています。この記事のようなお話に興味がある方はよろしければどうぞ。
この方のお話はとてもまとまっており聞きやすいです。また、五行理論全体の中で様々な業界を紹介しており、「火」のエネルギーを受けてどのような業界がどのような作用を受けるかを検討しているあたりの話は私からするとほんとうに興味深いです。
この方は第9運(離卦)の「中央が空虚」という概念から、空虚な道を選ぶ人の増加を懸念しています。アヘン窟の住人と寝そべり族、ひいてはWEB3の検討は興味深いです。世界全体で考えたときにそれが適用できるものかどうかは検討しないとなんとも言えませんが・・・ただしこうした空虚な感情と将来メタバースに入り浸る人々の比較について考えることはそれを防ぐためにも有意義な気もします。
この方は複数の動画において第九運の予測に関する動画を配信していますが、持っている知識量がすさまじいことに驚きます。
この方は結婚業界についても取り上げています。わたしは180年前の該当しうるものを見つけることができませんでしたので取り上げませんでしたが。この方はアパレル業界や美容関連業界についても指摘していますよ。9が「結婚」の意味を持ち離卦が「別れ」の意味も持つことから結婚→離婚のサイクルが加速するかもとも言ってます。
美人さんです。この方の動画の前半においては第九運のさまざまな業界における予測について、動画後半では前回第九運の中国の歴史について語ってくれており勉強になります。
この動画においては包括的にどのように第九運をみているかを画像でわかりやすく説明されておりとても見やすいです。
最後の動画についても包括的に第九運をみるもので上記の動画に比較すれば際立った特徴があるものではありませんが、動画としてとてもよくまとまっており見やすいものですよ。
おわりに/第9運は三元九運180年の最後の20年
、、、、と、こうして考えていくと、これからの時代は大きな変化がやってくることが確約されたような状況にあるものだと考えています。それは風水理論をあげるまでもなく。
あるいは人工知能というものが人類の知能を超える時代がやってきたならばその先の世界というものはわたしには想像することすらできません。
ともあれ今はまだそこまでの変化が確定している段階ではないため、どれだけでも変化に対応できるような体制を整えておくことがこれからは必要になってくるのだろう、つまりは初めに書いたように「変化に適応できる体制を整えておくこと」。それが何より大切な意識なのではないかと考えています。
なんだかとりとめのない文章になってしまい恐縮ですが、わたしが第九運に関して考えていることはこのようなものです。これらの予測がどこまで当たるかについて自分も楽しみにしながら第九運の時代を楽しめたらと考えています。
とても長い文章でしたがここまで読んでいただき感謝します。ありがとうございました。
この記事では玄空飛星派、フライングスター風水の属する三元派の風水業界がどのように来る第九運を捉えているか、それに関するわたしの考えを長々と書いてみました。
そもそも玄空飛星派風水、フライングスター風水ってなんだよ?って方は「フライングスター風水のあらまし」にその理論概要を、第九運に建築された建物が持つ運気の流れ、飛星チャートについては「玄空飛星派:第九運の飛星チャート一覧」に、また文中で少しあげたスタバ渋谷TSUTAYA店にかかるこの風水技法における鑑定については「フライングスター風水鑑定例②スタバ渋谷TSUTAYA店」でその内容を紹介しています。
よかったらそれらの記事も読んでいただけたら嬉しく思います。
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