玄空飛星派風水(フライングスター風水)の特徴は「時間の流れとともに移り変わる運気が理論の枠組みに入っていること」です。
この玄空飛星派風水においては物件がもつ独自の運気の流れのほかに「どの物件にも等しく適用される毎年移り変わるその年、その月ごとの運気の流れ」というものがあります。この記事では2026年丙午年の年月飛星について記載しています。
※2026年から、「過去にわたしの風水鑑定を受けて頂いている方」に向けてその年ごとの定期相談を行うメニューを追加しました。検討いただける方は下記の記事もご覧ください。

この記事はフライングスター風水(玄空飛星派風水)の基礎理論について知識がある方向けの記事になっています。そうした知識がない方は「フライングスター風水(玄空飛星派風水)のあらましについて」の記事をご覧くださいね。
≪2026年丙午年版≫フライングスター風水(玄空飛星派)の年飛星と月飛星

さきほども書いたように玄空飛星派には、「宅内を流れる運気のうちには、毎年、あるいは毎月変わる気の流れ」があると説きます。
これを年飛星(年紫白)や月飛星(月紫白)と呼ぶのですが、この年飛星や月飛星にとは建物がどの年代に建てられていても、どの方位を向いていても、すべて同じ運気を持つとされてます。つまり、その家ごとの独自の運気のほかに、その時期に応じて流れる別の気の流れがあるということ。
※玄空飛星派においては、その建物が持つ建物独自の気の流れを「建物の建築時期」と「建物の方位区分」によって判断します。ですので同じ通りに面した二軒の家があってもその建築時期によっては宅内を流れる運気は異なるものだとするものが原則でありその建物独自の区分に基づく気の流れが最も力は大きいです。
この年飛星、本来はその建物が独自に持っている宅内の気の流れとあわせて解釈を行うものですが、建物独自の気の流れが不明であっても皆が同じように使えるのがこの年飛星などだということになります。
なお、正確に言えばこの時間によって変化する飛星には、年飛星、月飛星と日飛星、また2時間区分の時飛星までの概念が存在します。
この記事では月飛星までを紹介しますが、毎月部屋の中身を建物のもともと持つ山星向星とその年ごとの飛星と月々の飛星を組み合わせて検討し、部屋の配置や悪い方位への対処(化殺)を行うことは非常に難しい。ましてや日や時なんて現実的じゃないとわたしは考えています。なんなら時間に追われる生活を送る中で、月飛星単位の化殺も実際のところ難しい。
また、もう少し言うならばもともとの山星向星がもっとも影響力が大きい中で次に大きな影響力を持つものは年飛星です。そうした中では月飛星の影響で化殺を変更することは小さな影響力のために大きな影響を無視した危険な化殺となってしまう可能性すらあるのではないかと考えています。
ですので基本的にはその建物がもともと持つ山星向星とこの年飛星までを考えておけばある程度十分なのではないかなあと個人的には考えています。(むろん月飛星までの化殺ができればそれに越したことはないのでしょうが・・・ただし、建物ごとの状況によって年月飛星双方を加味して注意すべき時期などの細かい判断は加味することが望ましいです)
また、注意すべき点として毎年の運気は風水においては旧暦においてその切り替えがなされるとされています。第8運や第9運といった20年ごとの元運の切り替えと同じように、毎年の立春の日をもって運気が切り替わるというわけです。
ですので2026年(丙午年)の年飛星が作用するのは2026年2月4日から2027年2月3日までの間となりますのでご注意くださいね。
- 年飛星は建物おのおのが持つ運気のほかにその時期に応じて流れる別の気の流れ
- 年飛星建物の建築時期や方位に関わらず一律
- 年飛星の切り替え時期は毎年の立春
- 本来は建物の向星山星を特定させたうえで使用するもの
2026年(丙午年)の年飛星

そして上の図が2026年の年飛星になります。
図は北が下側ですよ。
年飛星については山星、向星といった区別はなく、その建物内の部屋などの使用用途に応じて上の図の数字が(その部屋ごとの本来の山星や向星とともに)作用するとされ、この木の流れは自宅(マンションなどの場合は自分の居住スペース)の中心から放射状に8方位に向かって屋内を流れているとされます。
「玄空飛星派風水のあらましについて」の記事であげた数字の意味の表をもう一度あげます。
| 数 | 五行 | 吉凶 | 主な意味 |
| 1 | 水 | 小吉 | 学問での成功・子孫繁栄 |
| 2 | 土 | 大凶 | 病・吝嗇(けち)※ |
| 3 | 木 | 凶 | 事故・盗難 |
| 4 | 木 | 凶 | 不貞・狂気 |
| 5 | 土 | 大凶 | 突発的な災い・破滅 |
| 6 | 金 | 凶 | 法的トラブル・事故 |
| 7 | 金 | 凶 | スキャンダル・破壊 |
| 8 | 土 | 凶 | 停滞 |
| 9 | 火 | 中吉 | 成功・結婚 |
つまり、現時点の年飛星については「成功・結婚」などの意味を持つ大吉の9が東に、「学問的成功・子孫繁栄」などを意味する中吉の1が南東に飛星しているということです。
2の扱いについては諸説ありますがもとが大凶の星ですから九運に入ってすぐに好ましい星として作用するとは考えずに扱う方が無難であると私は考えています。
そのため念のために「病・吝嗇(けち)」を意味する2や、「突発的な災い・破滅」を意味する最凶星5については注意が必要です。
これらの数字はもともとの建物内部に流れる気と組み合わさって作用するわけですが、良い数字はまだ良いですが、たとえばもともと病の星である2がある方位に年飛星5が巡った場合、「突発的な不幸・死」などを意味する「2・5」の組み合わせが出来上がってしまうということです。
吉星が巡る方位についてももともとの山向星の影響がもちろん大きいために、星の組み合わせによっては吉効果よりも凶効果の方が強く出るケースなども存在します。
(ただしその逆もまたしかりで、もともとの山向星が好ましいからと言ってこれら年月飛星の効果もまた力がありますので、向星9の玄関、山星9の寝室なら何も考えずずっと好ましいというわけではありません。星の組み合わせも見ながらその影響を判断するのが通常です)
ですので吉星が巡るから今年の吉方位!という単純な扱いはできず、やはり自宅のチャートをきちんと図ったうえで年飛星を使用するというのが正しいと思います。
ですので年飛星を考慮するのであればまず大凶の2・5・7の力を逃すような対策をすることが大事だというのがわたし自身の考えです。悪いもの、凶を避けることで吉に赴くというやつですよ。
2と5と7の化殺については下に記しておきます。
またもう一点、「線路沿いの家は不幸を呼びこむ悪い風水?」の記事でも書きましたが風水においてはその年やその月ごとに工事などの大地を震動させる動土(どうど)を忌む方位があります。
そのうち2026年では自宅からみて南方位、特に南45度の中心15度は五黄方位と太歳と呼ばれる方位が重複します。その方位での工事等は危険を伴うものになる可能性があるということですのでご注意ください。(工事の動土については戊己都天煞や金神、三殺などをはじめとして、さまざまな凶方位があり私自身はそれらを加味して判断しており南のみが最大凶というわけではありません。詳しく知りたい方は山道帰一先生の「玄空飛星派風水大全」や「鐘福堂通書」などが最も詳しいと思います)
- 2026年の良い方位は南東(9)のみ(1は中央)
- 2026年に注意すべき方位は南(5)と北西(2)、7(南西)
- 五黄、二黒はともに土の属性を持つものなので悪い気を減じるためには金か水を使う
- 2については諸説あるが化殺した方が無難かも
- 2026年五黄と太歳が重複する南は工事などの動土(どうど)の注意も必要です
2026年(丙午年)の月飛星
続けて、ここからは2026年の月飛星について記します。
この風水における時間軸においては、わたしたちが通常使用する暦ではなくて、毎年2月4日前後の立春で一年が切り替わるもので、月の切り替えも二十四節季により変化すると考えるものです。
ここからすべての飛星図は、中央の黒字が2026年の年飛星で、右下の赤字がその月ごとの月飛星です。ここからもすべての図において南を上に、北を下に描かれたものですのでご注意くださいね。
2026年2月4日~3月4日(寅月)の年月飛星

2026年3月5日~4月4日(卯月)の年月飛星

2026年4月5日~5月4日(辰月)の年月飛星

2026年5月5日~6月5日(巳月)の年月飛星

2026年6月6日~7月6日(午月)の年月飛星

2026年7月7日~8月6日(未月)の年月飛星

2026年8月7日~9月6日(申月)の年月飛星

2026年9月7日~10月7日(酉月)の年月飛星

2026年10月8日~11月6日(戌月)の年月飛星

2026年11月7日~12月6日(亥月)の年月飛星

2026年12月7日~2027年1月4日(子月)の年月飛星

2027年1月5日~2月3日(丑月)の年月飛星

年飛星と月飛星のおはなし
先に書いた通り、月飛星については化殺までできたらそれに越したことはないのでしょうが、そこまでは多くの方が困難だろうというのが基本的なわたしのスタンスです。
ただ、やはり年飛星については自宅の飛星がいかなものであれ無視をすることもできない影響力があり、月飛星についても自宅のチャートと年飛星との兼ね合いの中では注意すべきものもあったりしまして・・・。
一般化できる範囲で言うならば、まずは最低限大凶の年飛星五黄の飛星する方位に玄関や寝室といった重要な位置がある方については考えることなく化殺などの対処をお勧めします。
凶星2と5と7への化殺(かさつ、レメディ)

風水において悪い方位の気を弱めるための対処を「化殺(かさつ)」、あるいはレメディと言います。(あくまでも悪い気を弱めるもので、悪い気を無くすものでも悪い気を吉化するものでもありません)
年飛星においては毎年方位が変わるものですから毎年部屋の模様替えで壁紙を変えたり家具やソファなどの色や材質を替えているわけにもいきません。・・・や、お金がある方はそれでもいいのかもしれませんが。
先に言ったようにもともとの宅の運気を測ったうえでしか原則化殺は検討しづらい点はありますが、これら2と5や7に関してはもともとの宅の山向星を考慮できずともなんらかの化殺は行った方が良いケースが多いと考えています。
※もともと玄空飛星派風水において最大凶としてもっとも忌避される星は2と5です。ただし第九運に入った現在において2の扱いについては諸説あり、わたし自身鑑定の様子などを聞く中でも2はそこまで今は悪くないのではないか・・・との考えも持っていたする中で次凶と考えられるのは7かと。
ですので玄空飛星派を使ってインテリアを考えた場合でも、たとえば毎年の2と5と7の方位に置くような、移動ができるものがあればいいよなあなんて思うわけです。
まず第一選択としてお金を使わずに自宅にあるもの。特別なグッズを使用せずとも五行思想に則ったアイテムを使用すればよいわけです。(ただし六管風鈴などのアイテムは移動が楽なので重宝しますが)
「化殺とは」の記事に化殺の概略は記してありますが、2と5の五行は土であるため、2や5という星が悪さをすること減じるための化殺(レメディ)は金か水が該当します。
まず金について考えると・・・たとえば鉄アレイや砲丸です笑 鉄アレイはや砲丸は金属そのものであって色も銀色などの金の五行に属するものが多く、かつ重量があるため、効果が期待できるじつは風水を行う中でメジャーな化殺アイテムの一つです。
鉄アレイも砲丸も置きたくないよ!って方は自宅でなるだけ重量がある金属製のもので置き場所を移動することが苦にならないものがないか考えてみてくださいね。
ただし、これらの化殺アイテムは目に見える必要はありませんがその方位の空気に触れていた方が好ましいとされていますので部屋の片隅に置くとしても空気に触れるように設置頂ければと思います。
ただし・・・重量のある金属などについてはもともとの建物が持つチャートで6や7といった金の五行に属する凶星がその方位に該当していた場合、そうした建物がもともと持つ凶星を強めてしまう危険性があるため、心配ならば下記のアイテムで化殺を行った方が無難かもとも思います。(もちろん好ましいのは鑑定を受けて自宅のチャートを特定しておくことかと思います)
次に水です。
水については「安忍水(あんにんすい)」というものがあります。金魚鉢なんかの丸形の水をためる容器に塩を水を入れたもの(本格的なものは古銭を使用したりもしますが十円玉6枚とかでも問題ないと思います)で、これらは形状や塩、6枚の古銭などが水を強化する役割を果たすものです。
水は腐らせないように注意していただき、水が減ったら足していただけたらと思います。
7については7は悪い金の気に属するため、7金を弱めるものは水と木です。上に書いた安忍水も使えますし、木については観葉植物や三本の竹を水に入れた「水竹」なども良いでしょう。
なお、記事の一番最後にもリンクを貼っておきましたので化殺についての詳しくは「化殺について」の記事をご覧くださいね。

風水アイテムによる2と5の化殺(かさつ)
また、参考までにこの場合の風水における特別なグッズとしてよく使用されるのは「六帝古銭」や「六管風鈴」といったものです。どちらもアマゾンで1000円~2000円程度で購入可能です。ここで一つずつ例を紹介しておきますが、デザインなどで自分の気に入ったものでよいと思います。わたしの紹介するものだけが本物だ!なんてことはもちろんありません。
2に対する化殺アイテムの筆頭は六帝古銭はお手頃価格です。1000円しません。風水風水しすぎてるのでちょっと、、、という方もいるかもしれませんが、わたしは六帝古銭は机の下部やキッチンの下などの目に見えないところに置いてますよ。
また、5に対する化殺アイテムの筆頭である六管風鈴(ウインドチャイム)ならもう少しデザインの選択肢もあるかと思います。高いものはわりと値が張りますが安いものならこれも1,000円以下で購入可能です。
ただし「6」は金を意味する数字です。ですので六帝古銭や六管風鈴と言いながら5枚のコインでや5本の管のものは買わないようにしてくださいね。
参考・引っ越し、旅行の通年の凶方位はわたしはそこまで重視していません
ちなみに・・・日本の九星気学においては毎年の年盤において一年間通じて吉方位への旅行、引っ越しを薦めたり、五黄殺や暗剣殺といった凶方位への旅行、引っ越しを忌むという考えがありますが・・・わたし自身は基本的に「この一年間、引っ越しをしてはいけない方位」というものに強い意味があるとは考えておりません。
もう少し詳しく言うのであれば中国風水の中にも奇門遁甲をはじめとした複数の技法における吉方位取りは存在しており諸々の技法の中で引っ越しの方位に関する考え方は存在します。
ただ、そうした場合でも基本的に個人の行動や方位どりというレベルの問題で年盤を使用することはありません。
またわたし個人の考えとしては、引っ越しの方位に対する優先度はそこまで高くはなく、「引っ越し先の住宅における風水」のほうがわたしの優先度ははるかに高いです。
いくら引っ越し先の方位が良くとも転居先の物件の風水が悪ければやはりその影響はとても大きいと考えられるもので、その逆もまたしかりかと。
九星気学の方位どりについてわたしが否定できるものではありませんが、少なくとも引っ越しに関して「通年引っ越してはいけない方位」という考え方については明確に否定の立場です。
おわりに
この記事では2026年の年飛星と月飛星に関して書きました。
2026年の関係としては、ほかに「中国日選びの大凶」の日である「月破大耗」のカレンダーの記事がありますのでよければそちらもご覧いただけたら。
また、風水における引っ越しの問題については「フライングスター風水で引っ越し物件を探すヒント」の記事にまとめましたので興味のある方は見て頂けると幸いです。
それではこの記事はここまでです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
この一年が、あなたにとって素敵な一年となりますように。
そして、今年も新年からベネズエラの件も含めてもろもろの大変なニュースが世間を騒がせていますが、少しでも嬉しいニュースが増えて、平穏で弱い立場の方に好ましい影響の出る一年でありますように。







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